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12:15からの第2試合は第1試合と同様に冷え込みの厳しい与野八王子グランドで行われた。
同じ市内の高校とあって、ギャラリーは浦和東、アルディージャの親御さんや生徒、ファンと入れ替わりに多くが詰めかけ、埼玉栄はオレンジの、浦和南は赤の横断幕をグランドの両端に広げた。
フォーメーションは埼玉栄が4-3-3、浦和南がオーソドックスな4-4-2で臨んだ。メンバーについては「ゆうこう」と呼ばれていた高瀬優孝以外はわからない。

【埼玉栄高校】
---------12??---------
04??---14??---06??---03??
---------23??---------
------05??---09高瀬②-----
---15??---10??---25??---
.
------12??---13??------
---08??---07??---11??---
---------15??---------
16??---02??---03??---06??
---------01??---------
【浦和南高校】
(40分ハーフ)
'06 浦南【得点】07 0-1
'32 栄高【警告】09高瀬②
'42 浦南【警告】15
'56 栄高【交代】25→19
'62 栄高【交代】15→13
'64 栄高【退席】エスクデロ総監督
'69 浦南【交代】11→20?
'72 浦南【交代】12→09
'73 栄高【交代】03→02
'73 栄高【交代】23→20

ゲームはいきなり動く。4分、こぼれ球を拾った浦和南の7番がドリブルからのシュートで先制した。早い時間だっただけに失点した埼玉栄にも焦りの色はなかったが、結局この1点に埼玉栄は苦労することになる。31分には15番からのクロスを高瀬がヘディングで合わせるが、これは枠をそれた。前半は結局0-1のまま終了した。
前半から埼玉栄応援団からは主審の判定に対して異議の声が上がっていた。多くはそれほどひどい判定でもないと思えるものだったが、64分にCKからの折り返しを高瀬がペナルティエリア内でシュート体勢に入って倒されたシーンがノーファールとなった判定はやや疑問の残るものだった。
恐らくはこのときの判定に文句を言ったのだろう。直後にエスクデロ総監督は退席処分となった。
ちょうどこのプレーの前あたりから浦和南の中盤の選手は足が止まり始めており、埼玉栄の攻勢が続いている中での出来事だった。
68分、71分にも埼玉栄はゴール前に迫るが得点に至らない。終了間際の78分には7番がゴール前で19番にパスをつなぐものの、19番のトラップが大きくシュートまで行けない。ロスタイムにも5番がシュートするが、これは勢いなく、GKが抑えて試合は浦和南の勝利に終わった。

この結果を持って決勝は浦和東高校と浦和南高校の「浦和ダービー」ということに決まった。
2試合を振り返ってみると、それぞれ予選リーグ1位の大宮アルディージャユース、埼玉栄高校がいずれも敗れた。恐らく選手個々の技術などはアルディージャや埼玉栄が対戦相手を上回っているのではないかと思われたのだが、いずれも浦和東、浦和南の献身的なプレッシングの前に実力を発揮しきれなかった。判定の問題などもあるにはあったが、敗れた2チームはそれを乗り越えて相手を圧倒するまでに至らなかったのも事実であったように思う。
これで今年のプリンスリーグ関東2部リーグに出場するのは浦和東高校か浦和南高校のいずれかということになった。近年の埼玉県代表チームは、レッズを除きプリンスリーグでは成績を残しきれないでいる。両チームのうちのどちらがプリンスリーグに出場するにせよ、「献身的」なだけでない魅力を見せてほしい。

墨絵のような曇り空の下、9:45から与野八王子グランドで埼玉県U-17リーグの第一戦、浦和東高校-大宮アルディージャユース戦が行われた。
県U-17リーグは今年度行われるJFAプリンスリーグ関東U-18 2009へ出場する埼玉県代表チームを決定するもので、優勝チームはプリンスリーグ関東の2部リーグへ参加できる。
プリンスリーグ関東の2部リーグは上位4位までが1部リーグと入れ替え、それ以外の8チームは毎年1都7県の代表チームが選ばれるため、昨年は6位で1部リーグへの昇格を逃した浦和東にとってはプリンスリーグへの再挑戦、アルディージャにとっては初のプリンスリーグ参戦をかけた一戦である。
以下のフォーメーション表に記した選手名については、浦和東は1月25日に行われた高校サッカー新人大会決勝のもの、アルディージャについてはユースチーム PlayersFile : 大宮アルディージャ公式サイトにあったものを仮に記しているが、正確性については保障できない。また、時間については手元の時計によるものである。

【浦和東高校】
---------17岩崎②--------
15橋本②--03金子②--04松田②--19境①
------18??---16??------
--11川田②----------06中西②-
------09吉田②--10荒井翔②----
.
------07中川②--14清水①-----
11宮崎①--------------18飯野①
------10桑田②--06石川②-----
05宮澤②--04岡田②--08井上②--02川井②
---------20荒井②--------
【大宮アルディージャユース】
(40分ハーフ)
'23 浦東【得点】11川田② 1-0
'38 大宮【警告】11宮崎①
'42 大宮【得点】10桑田②? 1-1
'57 浦東【得点】06中西② 2-1
'63 浦東【得点】10荒井② 3-1
'64 大宮【交代】14清水①→09大久保②
'78 浦東【交代】10荒井翔②→12菊地②
'79 浦東【交代】11川田②→07荒井雄②
'79 大宮【警告】08井上②?
'79 浦東【交代】06中西②→??

ゲームはボールを支配するアルディージャと、粘り強く守る浦和東という様相で展開する。浦和東の野崎監督が「高さでは勝てるぞ」、「クリアをパスにしてやれ」と指示するように、浦和東は確かに「競って走って」というサッカーをしていたが、そればかりではなく中盤の高い位置からのプレッシングでアルディージャに自由にプレーをさせない。
そうしたプレーが実を結んだのは23分。アルディージャのバックラインの横パスをインターセプトした11番(川田)がGKとの1対1を決めて先制した。
アルディージャはサイド攻撃を指向するも、浦和東のディフェンスになかなかゴール前までクロスを上げ切ることができない。そのまま前半は終了した。
アルディージャが追いついたのは42分。左サイドからゴール前に送られたボールにダイビングヘッドで合わせたシュートには勢いはなかったが、GKの逆を突いてそのままゴールラインを転がって越えた。
同点に追いついたこの時間帯、アルディージャは一転して勢いに乗る。53(後半13)分にはオーバーヘッドシュートが浦和東ゴールのバーを直撃した。しかし、結論から言えばこの時間帯に得点できなかったことがアルディージャの敗因となった。
57分、浦和東はカウンターから9番(吉田)が左サイドをやや強引なドリブル。エンドライン際でのマイナスのパスをゴール前に詰めていた6番(中西)がDFとGKの間のコースを抜いて再びリードを奪う。
さらに63分には再び9番(吉田)のドリブルからのパスを10番(荒井翔)が受けてドリブルシュート、リードを2点とした。
その後はアルディージャも攻勢を強めるも、浦和東が3-1で逃げ切った。

アルディージャには宮崎泰右という2008年のU-16日本代表候補キャンプ(12月16~20日)に選出されたMFがいるが、背番号からするとこの日は出場しなかったようだ。
これで2月15日に駒場サブスタンドで行われる決勝戦への1枚目の切符を手に入れたのは浦和東高校と決まった。

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