2006年10月アーカイブ

サテライトが練習試合をやるというのがスケジュールに出ていたので見てきました。
埼スタ第2で毛虫に懲りたので、もし練習試合を大原のクラブハウスと反対側の面でやったとしても、クラブハウスの2階のベランダから見ようと決意して出かけましたが、試合はクラブハウス側の面で行われました。

【ザスパ草津】
---------01??---------
34??---02柳沢---05??---04??
------13??---19??------
---35??---------27??---
------14??---16??------
.
------43宮川②--27横山------
33坂本------45田仲①-----22大山
------41山田直①--25赤星-----
---24近藤---35西澤---29新井---
---------51柴田①--------
【浦和レッズ】
(45分ハーフ)
'11 草津【警告】13??
'22 浦和【警告】33坂本
'45 浦和【交代】41山田直①→15永田①
'45 草津【交代】01??→22??
'45 草津【交代】35??→11??
'45 草津【交代】27??→28??
'57 草津【得点】02柳沢 0-1
'58 草津【交代】05??→30??
'63 浦和【交代】45田仲①→42濱田①
(濱田投入後の浦和)
------43宮川②--27横山------
15永田①-----25赤星------22大山
------33坂本---29新井-----
---24近藤---35西澤---42濱田①--
---------51柴田①--------

先ほど見たU-21代表に細貝が呼ばれていますし、U-19代表には堤が呼ばれていますから、サテライトはDF二人を欠くわけで、この試合はトップのベンチメンバーが中心になるのではないかと思っていました。
いざ着いてみるとアップをしているのは小さな選手がたくさん。
どうやらユースの選手が多く出場するようです。
上の図では名前の後に丸数字が付いているのがユースの選手で、数字は学年を表しています。
つまり、高校2年生の宮川くんと、高校1年生の田仲くん、山田直輝くん、柴田くんが先発し、同じく1年生の永田くんと濱田くんが交代で出場したわけです。
そのほか、出場はしませんでしたが、やはり1年生の山地くんもベンチに入っていました。

ザスパの方は、背番号は記録してみましたが、若い番号が多く、得点者をザスパ草津のオフィシャルで見た限りでは、どうもこの練習試合限りの背番号だったようですので、誰が誰やらさっぱり分かりません。

前半はザスパに押されます。
山田直輝くんも田仲くんもそれなりにキープできるのですが、キープするのが精一杯で、なかなか効果的なパスを出すまでに至りません。
また、前線の横山ももうひとつ消極的で、ザスパ草津を率いる植木監督が中盤の27番と35番にサイドに開かせて3バックの両サイドを突かせるように指示すると、大山や坂本も上がれなくなり、攻め手が無くなってしまい、ザスパの運動量に圧倒されたという感じでした。

後半から山田直輝くんに代えて永田くんが投入され、坂本と入れ替わりで左サイドに張ります。
また、後半18分に田仲くんが痛んで外に出され、濱田くんが代わりに投入されます。
田仲くんはその後歩いてベンチに戻ってきたため、それほど重い怪我ではないとは思います。

濱田くんは最終ラインに入り、新井がボランチへ、赤星がトップ下へ移ると、ボールを奪ってそのまま攻めあがる近藤、左サイドへ流れる赤星、左ウィングバックの永田くん、少し下がってきてボールを受ける宮川くんが連携して、左サイドでボールが回り始めます。
特に永田くんは何度もザスパDFを切れのいいフェイントで抜き、ゴール前へクロスを入れます。
惜しいチャンスは何度もあったのですが、前半にコーナーキックから決められた1点を返すことはできず、そのまま0-1で試合は終了しました。

選手個々について言えば、彼我のシステム的な問題もあるものの消極的だった両サイドの大山と坂本は、どうももうひとつ物足りないまま終わりました。
前半の面子から言えば、大山のクロスぐらいしか有効な攻め手はないはずでしたが、スタートラインが低く、何回か入れたクロスもいずれもファーサイドに流れてしまっていました。
坂本は後半ボランチに入ったわけですが、高校時代に経験のあるはずのそのポジションで、どうも窮屈そうにプレーしていたのが気になりました。

赤星に関しては、後半ボールが回るようになるまで消えていたのが不満です。この面子ならば周りを引っ張っていくようでなければいけないし、その力はあると思うのですが。
そして横山ですが、だいぶスランプな感じです。
メンタル面の問題なのかも知れませんが、自信無さげで始終イラついており、プレーも荒く&粗く、時折投げやりな表情すら見えました。
一度DFラインの裏に飛び出して、見事にパスを受けるチャンスがあったのですが、体勢も不十分なまま、可能性の少ないループシュートを撃ってみたり、ゴール前でシュートできずにDFに倒されてPKを得たところまでは良かったのですが、そのPKをGKに止められたり、調子が悪いのは仕方がないのですが、高校生が頑張っている同じピッチで見るには少々厳しい状況でした。

柴田くんは良く声も出ていましたし、濱田くんもDFとして確実にプレーしました。ただしボールを奪った後が課題でしょう。
宮川くんは相変わらずハートの入ったプレーを見せてくれました。彼はフィニッシュの精度が引き続く課題です。

残るのは新井ですが、最初はDF、次いでボランチとして無難にプレーしました。ただし無難だということは、このチーム最年長でゲームキャプテンを務めた立場では不十分であるということです。

ゲームを終えてみれば、終盤良い内容が見られたため、負けはしたものの充実感が無くもないですが、全体を通してみれば良い気分は錯覚なのが分かります。
失敗を恐れずに積極的にプレーするというのはありがちですが、それだけにこの場合は真実です。
彼らは自分自身のためにそうしなければなりません。
レッズに入団したこと自体で満足しているようであれば、とてもこのチームに必要な存在だとは言えないのですから。

埼スタでやっているということなので見に行ってきました。グランドを囲む藪から、毛虫が風に乗って降って来る恐怖の環境でした。

(1本目)
【大宮アルディージャ】
---------01安藤---------
31波戸--04トニーニョ-02奥野---05富田
------15斉藤---19片岡------
---11藤本---------24橋本---
------08アリソン-34小林大-----
.
---------26平山---------
16家長---30前田---08寺田---12水野
------31青山敏--10谷口------
---03伊野波--04水本---02鎌田---
---------01松井---------
【U-21日本代表】
(60分)
'20 日本【警告】26平山
'41 日本【交代】01松井→18西川
'41 日本【交代】08寺田→13梶山
'46 大宮【交代】31波戸→25田中
'46 大宮【交代】04トニーニョ→28西村陽
'46 大宮【交代】02奥野→13平岡
'46 大宮【交代】05富田→03三上
'46 大宮【交代】15斉藤→29石亀
'46 大宮【交代】11藤本→14森田
('46に交代後の大宮)
---------01安藤---------
25田中---28西村陽--13平岡---03三上
------19片岡---29石亀------
---34小林大--------24橋本---
------08アリソン-14森田------
.
(2本目)
【大宮アルディージャ】
---------01安藤---------
18西村卓--25田中---13平岡---03三上
--------06マーカス--------
---32小林慶--------16久永---
---32若林---14森田---23吉原---
.
------27カレン--28苔口------
17本田圭--09増田---13梶山---11中村
---------15上田---------
---05細貝---07本田拓--06青山直--
---------18西川---------
【U-21日本代表】
(60分)
'15 大宮【交代】01安藤→22小林庸
'18 日本【得点】28苔口 1-0
'19 日本【交代】13梶山→19枝村
'21 日本【警告】15上田
'21 日本【交代】18西川→20佐藤
'29 大宮【交代】13平岡→27練習生
'29 大宮【交代】14森田→29石亀
'32 日本【交代】27カレン→29田中
'37 大宮【警告】32小林慶
'43 大宮【交代】03三上→28西村陽

リーグ戦の合間のミッドウィークということなのですが、60分×2本というちょっと変則的な試合形式でこの練習試合は実施されました。
アルディージャは最近の出場選手を見る限りでは、大まかに言うと1本目が主力メンバーに近いかなとも思えますが、西村卓朗、デイビッドソン純マーカス、小林慶行、久永辰徳、吉原宏太選手などは2本目に出場していますから、なんとも言えない感じもします。

さて、U-21日本代表のほうですが、背番号はどういう意図で決められているのだろう(というより、何番が誰だろう?)と考えていましたが、どうやら代表候補として発表されたリストの順番で付けられていたようです。

【U-21代表候補】
01GK 松井謙弥(磐田)
18GK 西川周作(大分)
20GK 佐藤昭大(広島)
02DF 鎌田次郎(流通経済大学)
03DF 伊野波雅彦(F東京)
04DF 水本裕貴(千葉)
05DF 細貝 萌(浦和)
06DF 青山直晃(清水)
07MF 本田拓也(法政大学)
08MF 寺田紳一(G大阪)
09MF 増田誓志(鹿島)
10MF 谷口博之(川崎F)
11MF 中村北斗(福岡)
12MF 水野晃樹(千葉)
13MF 梶山陽平(F東京)
31MF 青山敏弘(広島)
15MF 上田康太(磐田)
16MF 家長昭博(G大阪)  
17MF 本田圭佑(名古屋)
19MF 枝村匠馬(清水)
26FW 平山相太(F東京)
27FW カレンロバート(磐田)
28FW 苔口卓也(C大阪)
29FW 田中佑昌(福岡)
30FW 前田俊介(広島)

まずGKに1と18、20を割り振り(何でその番号なのかは知らない)、あとはDFの上から順に割り振ります。
なぜか14と20~25が空いており、青山選手がFWの次の31番をつけているのが謎ではあります。
あるいは、20~25はともかく、14に関しては、MFの選手が候補合宿を辞退するかどうかして、代わりに青山選手がリストに加えられたため最後の番号をつけているというようなことがあるのかも知れません。

それはともかく、U-21代表は基本的には1本目と2本目で大きく入れ替わりましたが、どちらが主力でどちらがサブというような見分けはどうも付きにくい感じです。
レッズの細貝は2本目に出場しました。

1本目に関しては、基本的にはアルディージャが押し気味に展開します。
特に動きが目立ったのはアルディージャは橋本選手。右サイドに張る藤本選手と協力して中盤の高い支配率の保持に貢献します。
また、前線でボールをこねくり回すアリソン選手にU-21DF陣は翻弄され、アルディージャにもう少しシュート精度があれば失点していたでしょう。
しかし、水本、谷口、水野といった普段Jリーグでも出場機会の多い選手たちは落ち着いてしっかりプレーしているように感じました。
昨今オランダから帰国して注目を集めている平山選手は、何年か前に高校選手権で見たときよりも効果的なプレーはしていない感じでした。まぁまだコンディションが整っていないのかも知れませんが。

1本目のアルディージャは4-4-2の中盤がフラットな3ラインといった趣きでしたが、2本目の初めは森田、若林選手といった長身FWと吉原選手を組み合わせた4-3-3の3ラインというような感じで始まりました。

U-21代表は、前半から交代で出場した梶山選手と増田選手が入れ替わりに上がるような形で、はっきり中盤の底の位置にいるのは上田選手のみというような形になりました。
この組では左サイドに入った本田圭選手がさすがの動きを見せ、アルディージャを圧倒します。
得点は18分、最終ラインでボールを奪った細貝が左サイドの高い位置の梶山選手をDFラインの裏に抜け出させるパスを出し、梶山選手が滑ってくるDFを1人かわした後、中を向いてゴール前にマイナスのパスを送り、待ち構えていた苔口選手がこれをしっかり決めたものでした。

細貝はこのプレーの他にも、DFラインの裏に走りこませるようなパスを何本か出したり、自ら中盤の選手を追い抜いて上がったり、主に攻撃面でアピールしたようです。
守備面ではそもそもそれほどピンチがなかったのと、森田選手や若林選手といった長身選手に付くことが多かったので苦労してはいましたが、まぁ無難だったのではないでしょうか。

試合はその後にも何回かチャンスがあったのですが、結局苔口選手の1点のみで終了しました。
試合を全体で通してみると、アルディージャはここ最近の不調、U-21代表はまだあまりチーム戦術といったようなものはないのか、やや単調なものに終始しました。
U-21代表はまだテスト中で、完成には時間が必要でしょう。

チケットをもらったので見に行ってきました。

前々日に熱狂の坩堝と化した埼玉スタジアムでしたが、この日はのどかな雰囲気に包まれていました。
滝川第二高校(以後滝二と略)の応援団は南側サイドスタンドに陣取り、名古屋グランパスU18(以後グランパス)のサポーターは北側サイドスタンドに陣取って声援を送っていました。
グランパスは前々日の7日にホームでリーグ戦を戦っていますから、あのサポーターたちは関東在住というのでなければ、この試合のためにわざわざ名古屋から駆けつけたのでしょう。「UN」(Ultra Nagoyaの略でしょうか?)というような段幕も見えました。
驚いたのはその北サイドスタンドの最前面に選手一人ひとりの段幕が並んでいたことです。
ちょっと数えた限りでは14枚ほどあったようですから、恐らくレギュラーでない選手の分もあるのでしょう。
ああした段幕は親御さんが作るのか、それともこの歳にして個人ファンが付いているのか、ともかくグランパス恐るべしです(笑)

この決勝戦の場に仮にレッズユースが進んでいたとしたら、北サイドスタンドは恐らく普段のような赤い段幕やチームの旗で彩られたことでしょう。
個別のサポーターチームの旗は出ないでしょうが、もちろん「YOUNG REDS」の段幕も出るでしょうし、「男塾」も出たに違いありません。
グランパスのように太鼓が叩かれることはないでしょうけれども。

滝二の応援団はゴール裏とバックスタンドの二箇所に別れて陣取っていました。
サッカー部員と一般生徒と言ったところでしょうか?
滝二は正ユニフォーム(グランパスも正ユニフォーム)の白シャツに紺のパンツ、胸に「TAKIGAWA II」、背中には「ESPERANZA」という文字が書かれています。これはスペイン語で「希望」でしたっけ?

両チームともいわゆる4-3-3、4人のDFに1トップ+2シャドーというようなシステムで相対します。
見た目ではグランパスのほうが背の高い選手が多く、個人的な技術でも優れたものを持っている選手が多いようです。
一方の滝二は170cm代前半の選手が多いようでしたが、足腰など体幹がどの選手もがっちりしていて、良く鍛えられているのが見て取れます。
クラブユースというものが一般的にセレクションなどによって質を厳選したエリート集団とでも言うべきものになっていることを考えれば、滝二の170cm前半ぐらいというのが、この年代の運動神経に優れているという意味での一番おいしい層なのかなと考えたりしました(滝二も強豪として名が通っていますから、本当に一般的な環境よりも恵まれているかも知れませんが)。

グランパスは長身を生かしたポストプレーという武器を持ち、なおかつ足元も使える10番の久保選手を1トップに、7番花井、19番新川両選手という全国でも名を聞く選手を自由に動かします。
守備陣では6番の三宅選手が、坊主で長身(186cm)でなおかつグランパスのユニフォームを着ていることもあり、良くJで見る長身ブラジル人DFのような存在感を見せていました。

一方の滝二で目立っていたのは2シャドーのところに位置した11番の多田選手。右ひざに巻いたサポーターが多少痛々しかったですが、その強引なまでのドリブルには迫力がありました。
試合そのものはグランパスが主導権を持って進めるのですが、滝二が鋭いカウンターでグランパスゴールを脅かします。
そんな中、グランパスゴール前まで攻め込んだ滝二が、後ろから走りこんできた(多分1トップだったはずの)森本選手が見事なミドルシュートをゴールネットに突き刺して先制するのです。

私は滝二の黒田監督が今年限りで退任(来年からヴィッセル神戸の育成部門の責任者に就任)するということでしたので、やや滝二寄りの心情で見ていました(応援していたというよりは、そういう展開が見たいなぁという好奇心のようなものですが)。

後半に入ると、滝二がペースを握ることが多くなり、上述の多田選手の見せ場が多くなってきます。
まずはドリブルでペナルティエリアへ切り込んで倒され、PKを獲得、これは蹴った選手が外してしまって得点には結びつかなかったのですが、後半35分には、これはドリブルではないのですが、パスを受け、思い切り良く蹴りこんだシュートがきれいに決まり、チームを力づける2点目として決まりました。

2点のビハインドを背負ったグランパスは遮二無二攻めますが、滝二は粘り強く守り、終了間際にはもう1点を加えて結果的には3-0という大差で滝二が勝ち、黒田監督に最後の年で最初の全国タイトル(とアナウンスが言っていた)をもたらしたのでした。

試合後、高円宮妃久子様や川淵キャプテンなどから表彰を受けた後、黒田監督は胴上げをされ、選手たちはグランパスサイドも含む会場全周に挨拶をしたのですが、記者席には解説者の後藤建生氏の姿もありました。
また、かつて滝二でコーチを務めていたということからでしょうけれど、ゲルトがピッチに姿を見せて、黒田先生に挨拶をしに行き、一緒に携帯電話のデジカメで写真を撮っていました(笑)

試合全般を通してみると、試合を優位に進めたのはグランパスでした。
久保選手にロングパスが通ると、それはほとんど止められなかったですし、新川選手などの動きも悪くありませんでした。ただし、ちょうどレッズのトップチームでワシントンがそうなることがあるように、ボールを持てるために、ストライカーであるべき久保選手が、最前線ではなく、サイドに流れてしまい、結果としてボールを受ける側ではなく、ボールを出す側になってしまうこともありました。
また、滝二は重心を低く、安定した姿勢でピッチ中を動き回り、ミスはありましたが、そのミスをうまくリカバリーしました。

クラブユースチームが勝つことが、クラブユースの手法の優位を証明すると考えるような立場(があるとすれば)からは、今年クラブユースチームが勝てなかった(過去5年間で言えば、01年高校、02年高校、03年高校、04年クラブ、05年クラブと来ている)ことは残念と言えるかも知れませんが、これもひとつの流れを物語っているようで興味深いです。

試合風景大変珍しいことに決勝戦の会場は、レッズのトップチームの試合が行われる埼玉スタジアム内の第3グランドで行われましたので、トップチームの試合観戦と楽に両立させることができました。
そんなわけでしたので、この試合をご覧になった方は少なくなかったのではないでしょうか。

【クマガヤサッカースポーツクラブ】
※メンバーは背番号からの推定(全クラの時のもの)です。
---------01志村③--------
17楠本③--04柴田③--03細萱③--05八木沼③
------08岡田③--25木村③-----
---07三浦③--------16市川③--
------24関根③--11西澤③-----
.
------09葺本③--08原口③-----
---11礒部②--06利根川③-07矢島倫②-
---------10石沢③--------
05加瀬③--04長谷川③-18岡本②--03大里③
---------16中島②--------
【浦和レッズ】
(35分ハーフ)
'22 熊谷【得点】24関根③ 0-1
'41 熊谷【得点】24関根③ 0-2
'46 浦和【交代】09葺本③→12高瀬③
'47 浦和【得点】11礒部② 1-2
'53 熊谷【交代】24関根③→10塩田③
'69 熊谷【得点】25木村③ 1-3

この日は天気も良く、絶好の試合日和でした。
決勝は県内のこの世代では雌雄を争うレッズとクマガヤSC、公式戦ではこれまで3回対戦してレッズの2勝1敗としているライバル同士です。

しかしながら、この試合の後で行われたトップチームのジェフユナイテッドとの対戦とは対照的に、どうやら「勝ちたい」という気持ちでは、対戦相手のほうが上回っていたようでした。
その原因のひとつは対戦成績で2-1とレッズのほうが上回っていたこと、それも今年に入ってからの対戦(新人戦決勝と県クラ決勝)でクマガヤSCは立て続けにレッズに敗れていたことです。
そしてもうひとつは、準決勝のフェスタ戦で退場処分を受けて決勝戦には出場できなくなった9番町田龍太選手(ストライカーキャンプにも呼ばれた全国レベルのストライカーです)の分も勝とうというようなものがあったことです。

ともかく、当初膠着していた試合でしたが、前半22分に動きます。
中央から左サイドの加瀬くんが上がっていた裏のスペースにボールが出て、8番岡田選手がGKと1対1の状態で抜け出します。
このシュートはGKの中島くんがファインセーブで身体に当てて止めるのですが、そのこぼれ球を決められ、先制点を奪われます。

レッズはビハインドを背負いながらもあわてた様子は見せず、個人技を生かして攻め続けます。
しかし、後半6分に再び関根選手に決められ、2点差を付けられることになったのです。
この後からレッズ側にも焦りが見えるようになり、パス回しも急ぎすぎという印象が見えるようになってきます。

11分にはスーパーサブである高瀬くんを投入、反撃に転じ、これは右サイドからのクロスをクマガヤのGK志村選手が珍しくミスをしてこぼしたボールを礒部くんが決めたことにより実ります。

あと1点ということでレッズは勢いづきますが決められず、ロスタイムには逆に3点目を決められ、万事休すとなりました。

試合を通じて残念なのは、レッズがこの試合では実力を発揮しきれたようには見えなかったことでした。これは相手の気迫に押されたのが原因だったでしょうか?
両チームはこれから関東大会にその戦いの場を移します。
是非とも両チームとも全国に進んでもらって、その舞台で決着をつけて欲しいものです。

アップ風景トップチームの京都パープルサンガ戦の翌日でしたので、淡路島まで行ってきました。

【静岡県選抜】
---------01大畑①--------
02松本②--04井上①--03鍋田②--13山本①
------08石神②--11小林①-----
---06増田②--07吉田②--09佐野①--
---------15杉山①--------
.
------14原口ⅲ--15阪野①-----
---06永田①--10田仲①-07高橋峻①--
---------08山田直①-------
05和田①--04濱田①--03山地①--02菅井①
---------01柴田①--------
【埼玉県選抜】
(35分ハーフ)
'44 埼玉【警告】10田仲①
'46 静岡【交代】15杉山①→10佐藤②
'53 埼玉【警告】03山地①
'54 埼玉【交代】15阪野①→09武富①
'66 静岡【交代】07吉田②→16鈴木①
(延長・10分ハーフ)
'13 埼玉【交代】14原口ⅲ→11岸①
'18 静岡【交代】01大畑①→12井川①
'19 静岡【得点】16鈴木①

埼玉県選抜は交代選手も含めて全員がレッズユース(14原口くんだけレッズジュニアユース)、静岡県選抜はジュビロ磐田ユースが01大畑、04井上、13山本、16鈴木選手の4人、清水エスパルスユースが03鍋田、09佐野選手の2人、清水商業高が02松本(主将)、06増田、15杉本選手の3人、藤枝東高が08石神、11山本選手の2人、静岡学園高が07吉田選手、浜松開誠館高が12井川選手、浜名高が10佐藤選手と多岐にわたり、また早生まれの2年生を4人(+交代でもう1人)含む編成でした。

会場の佐野運動公園サッカー場は海に面した場所にあり、バックスタンドから見ると、常に右から左へ強風が吹いていました。
また、当日は雨天で、芝は完全とはいえない状態のところに水が浮いて、快適とは言えない状態でした。

前半は静岡県選抜が風上を占め、風に乗って鋭い攻撃を連発します。
実際その攻撃は迫力満点で、GKの柴田くん(彼は静岡県選抜の大畑選手と同郷です)のファインセーブにかなり助けられました。
ただし、前半15分過ぎ辺りに山田直輝くんがファーストシュートを放った辺りから埼玉県選抜もいくらか盛り返し、前半を乗り切ります。

ヘディング!後半は埼玉県選抜が風上になり、ほとんどボールを支配して波状攻撃を仕掛けます。
ただし、そんななかでも静岡県選抜は時折鋭いカウンターを放ち、埼玉県選抜ゴールを脅かしました。

静岡県選抜はセンターバックの2人ともが足を攣らせるような激戦でしたが、容易に決着付かず、初戦から延長戦にもつれ込むことになります。
連日試合が続く短期決戦のこの国体、頭から延長戦というのは両チームにとって痛いところでしたでしょう(特に優勢に試合を進めていた埼玉県選抜には)。

延長では前半に風上を埼玉県選抜が占め、後半は静岡県選抜が風上に回り、相変わらず埼玉県選抜がボールを支配して攻め込みますが、ゴールラインを越えることだけが出来ず、PK戦の様相が濃厚になってきます。
静岡県選抜はPK戦に備えてか、この日大活躍のGK大畑選手を交代させています。
そんな終了間際、静岡県選抜の放ったカウンターが埼玉県選抜ゴールを破り、90分の激闘にピリオドを打ったのです。

国体は従来3年生のリベンジマッチのような性格を持っていましたが、1年生が主体の大会に変わり、より力試し的な要素を増したかと思います。
しかし、この日の試合での静岡県選抜選手の喜び方や埼玉県選抜選手の涙は、何かを達成した、あるいは何かを得られなかった者の強い思いであったように思いました。
埼玉県選抜は敗れてしまいましたが、1年生たちの戦いはまだ続いていきます。

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