2006年2月アーカイブ

ニッカン式スコア

毎年リーグ開幕前に試合があります。去年はさいしんカップのザスパ草津、一昨年は同じくさいしんカップのひどく寒かったナイターのヴァンフォーレ甲府、その前は公式戦なんですが、ナビスコ予選のジュビロ磐田で、これは鴨池で行われ、レッズのユニを着てエジムンドが出場した貴重な2試合の1つであり、ルーキー長谷部がレッドカードをもらって退場になった試合でもあります。

さいしんカップは2試合とも微妙に遠い熊谷でしかもPSM、鴨池は鹿児島ですから、たくさんのレッズサポが駆けつけた、というわけにはいきません。
主にオフシーズンの渇望感を堪えられずに大金を投じて、ナビスコの予選を見に鹿児島くんだりまで行ってみたり、プレシーズンの花試合と分かっていながら平日(木曜日)の夜の熊谷まで行ったり、相手はJリーグに参加したばかりのチームなのにやはり駐車場がいっぱいの熊谷まで駆けつけたりした者だけが参加する、そういうゲームでした。

そんな試合では、久しぶりの応援で声が出なかったり、途中で身体が動かなくなって、1~2日後にあちこちが筋肉痛になったり、シーズン中の「本気」の試合に向けていい準備運動になったりという記憶があります。

今年は例年になく短いオフシーズンでしたが、55日間、見学中止だったユースとの練習試合、さすがに見に行くのには遠いシドニーでの練習試合を除いて、一切試合がなかったわけで、この試合は、渇望感を癒すのと、シーズンに向けての準備とをすることのできる、3千万円のかかった豪華な花試合となりました。

もちろんアジアに出るのにこの試合で勝たなければいけなかった時代と比べれば落ちるとは言え、タイトルはタイトル、選手もサポーターも本気でやっていますが、まぁいい機会だったのは否めません。

ガンバはセットプレー時にマークがずれているとか、攻撃はフェルナンジーニョのみが頼りの状態になっているとか、レッズは相変わらず中盤を省略して放り込まれると弱いとか、やはりまだまだ選手同士お互いの意図がはっきり掴めていないとか、互いに現時点の弱点が浮き上がりましたが、逆にシーズン開幕前の段階で、収穫も多かったのではないかと思います。

また、現時点では少なくともレッズの方が個人の力という点で有利なので(基本的にやり方はマリッチがワシントンに変わっただけで、伸二に関しては器用に合わせられる選手ですから)、次の開幕戦はこの(相手が準備できていないという)タイミングで、相手のホームで対戦できるというのはシーズンを通して見た上では有利であろうかとも言えます(もっとも、連戦ですから互いにできる限り~火曜日にドイツで試合をするためにチームを離れる代表組を除いて~の応急対応はするでしょうが)。

ピッチには数多くのマスコミ、カメラマンが集まっていました。
小さな脚立を持って、カメラの砲列の上から撮影する準備をして来ている、おそらく普段はワイドショーなどで政治家や芸能人を追っかけているかのようなカメラマンもいて、試合後の挨拶も、カメラマンがラグビーのスクラムを組んで選手をサポーターの反対側に押し込んでいくような格好になり(まさにメディアスクラム!って意味が違うって・笑)、ブーイングを浴びていました。
通常のサッカーの試合で、サッカーの試合の取材を普段からしているカメラマンは、そういうところは遠慮して入らないか、入っても3~4人で選手が客席に近づいていけばそれを遮るようなことはしないので、非常に違和感を感じる風景でした。

まぁ、公式戦は日本中ここでしか行われておらず、世間はトリノ五輪でスポーツ熱が高まっている中で、場所も(取材費が安く済む)国立だし、マスコミ的には小野伸二(+おまけで三都主、坪井、長谷部、都築)という格好の獲物がいると条件がそろっていますから(おまけにガンバが勝っても「ツネ様」がいるし)、集まるのはむしろ当然で、今後の公式戦ではこんなことはないだろうとも思いますが、彼らを取材に駆り立てた、あるいはそれを許した有形無形の「期待」のようなものが、実のところレッズを「ビッククラブ」と呼ぶものの正体ではないかと思いながら見ていました(そして別に自分はそんなものを望んでいるわけではないとも思いつつ)。

ブーイングはそんな中で、たとえコマーシャリズム的な理由でマスコミが増えたとしても、スターシステムに乗せられてマスコミがレッズを消費しようとしても、我々はそんなものに屈しはしないというサポーターの決意表明のような気がして、少し爽快でした。

マスコミが取材をしてくれる、あるいはそうさせる魅力のようなものを持つというのは今の世の中では、間違いなく財産でありますし、さりながら持ち上げて落とすというマスコミの得意技に乗せられてしまえば、その魅力は消費されてしまう。
そういった点でバランスは難しいものですが、この決意表明でフロントは試合中のマスコミに対する規制もやりやすくなるでしょうし、持ち上げて落としても離れない、そうした独特な消費者を持つ浦和レッズというものの魅力がより高まる(例えれば手を伸ばしても届きそうで届かないモノの魅力というか)のではないかと思います。

それにちょっと変な話ですが、先日見たJスカイスポーツの番組で、金子達仁氏が「レッズはこの国にようやく出てきたビッククラブという存在なのではないかと思っています。まぁ私はビッククラブは嫌いですけどね。」と言っていたのが嬉しかったです(もちろん嫌われたことがです。とかく法則がどうとか言われる人ですので・笑)。

試合風景
県U-14サッカー大会(新人戦)準決勝 大宮アルディージャ
熊谷スポーツ文化公園の陸上競技場で新人戦の準決勝が行われました。
同じ場所で昨日は準々決勝も行われていたわけですが、昨日は寝坊した(起きた時点で既に10時半だった)ために見れませんでした。
同じ時間にレッズランドではユースが帝京高と練習試合をやっていた(6-2で勝利)そうなのですが、昨日も見損ねたため、熊谷に行くことにしました。

【大宮アルディージャ】
---------22??---------
---05??---02??---06??---
------????---16??------
03??------08??------18??
------13??---11??------
.
------09葺本③--08原口③-----
---18加藤③--10石沢③--07矢島②--
---------09利根川③-------
17岡本②--04長谷川③-03大里③--02森田③
---------16中島②--------
【浦和レッズ】
(30分ハーフ)
'38 大宮【交代】03??→20??
'52 浦和【交代】18加藤③→11渋谷③
'53 大宮【交代】18??→23??
'56 大宮【得点】11?? 0-1
'58 浦和【得点】09葺本③(アシスト:08原口)1-1
(延長・10分ハーフ)
'65 浦和【得点】10石沢③ 2-1
'68 浦和【得点】09葺本(アシスト:矢島②)3-1
'79 浦和【交代】08原口③→12山崎大③

レッズはここ数試合のおなじみのメンバーです。
アルディージャの方は新人戦の他の試合で3-4-3のメンバーでやっていたそうなので、私の見間違いかも知れません。

さて、試合の方はレッズの方がやや支配率は高めなものの、最後のところの精度を欠き、0-0で前半を終了します。
そうして前後半終了4分前というところで失点を喫してしまったため、レッズ側に焦りの色が見えたのはむしろ当然のことだったでしょう。

そうしてアルディージャを攻め立てるレッズでしたが、終了2分前、原口くんがゴール前の密集地帯でドリブルでDF3人を抜いてフリーの葺本くんにパス、葺本くんが冷静に決めて、延長戦に突入しました。

延長戦では、原口くんとのコンビでアルディージャを翻弄した石沢くんが遠目から決めて逆転、さらに矢島くんのパスを受けた葺本くんがこれはしっかり決めて3-1とし、後は危なげなく勝ち抜きました。

第二試合ではクマガヤSCが粘る坂戸ディプロマッツを個人技中心で3-0と降したため、ゼロックス杯の裏の決勝はクマガヤSCとの対戦となりました。

左サイドのコーナーキックプリンスリーグへの出場を目指す他の高校、ユース勢がU-17リーグを戦う中、レッズは練習試合を多数組んでいます(この日の国際学院以外にも水曜に成立高、他にもどこかとやるとか)。

【一本目】1-2(一ノ瀬)
------09鈴木竜③-17FW②-----
---12蛯原③--10佐藤③--24田中宏③-
---------18金生谷③-------
44高橋大②-06小林③--54丸山②--02一ノ瀬③
---------00蟹澤③--------
.
【二本目】2-0(大野2)
------31矢部②--07大野②-----
---19山崎家②-14中山③--11村松③--
---------41三森②--------
44高橋大②-03金子②--26鈴木秀②-43松本②
---------00GK①--------
.
【三本目】2-0(大野2)
------07大野②--32高垣②-----
---19山崎家②-------11村松③--
------20池西祐②-14中山③-----
30廣瀬②--13村上③--29関根②--43松本②
---------00蟹澤③--------
00蟹澤③→00GK①

国際学院高校は、元日本代表で三菱重工サッカー部出身の田口光久氏(ダンゴ田口と言ったほうが通じるでしょうか?)を監督に迎え、近頃強化を図っている高校です。
この日はほぼ2チーム分の選手を連れてレッズランドへやってきました。

会場はひどい強風の中で、最後のほうはとてもサッカーという感じではなくなってしまいましたが、ゲーム開始後、あれよあれよという間に失点を喫してしまいます。
さらに体格に勝る国際学院はフィジカルコンタクトでレッズを圧倒し(練習試合ということであまりファールを取らないこともありますが、特にプリンスリーグや高円宮杯などで対戦する高校にもこういうチームは少なくないですからいい機会ではあります)、ボールをキープしている時間はレッズのほうが長いものの、ワンチャンスを生かしてレッズゴール前へ迫り、PKの判定で2点目を奪われます。

レッズはキャプテン金生谷くんの叱咤の元、蛯原くんの左サイド突破、田中宏育くんの右サイド突破、佐藤くんなどのライン裏へのパスなどで国際学院ゴールへ迫り、シュートのこぼれ球を一ノ瀬くんが押し込み、1点を返して一本目を終了します。

二本目以降はメンバーが変わりますが、レッズがパスを回すようになると国際学院は対抗できなくなり、大野くんの計4点を奪う活躍もあって最終的には5-2で終了しました。

時間を追うごとに風は強くなり、三本目など国際学院のゴール前のクリアボールがそのまま90度方向を変えて、詰めていたレッズの選手へのパスになってしまったり、なかなか難しい環境になりました(ひどく寒かったし)。

W-ZERO3で撮った試合風景昨日、クラブジュニアユースの2006年シーズンの開始を告げる新人戦のレッズの出番がありました(下記は例によって新年度の学年で書いています)。

【越谷FC】
---------01??---------
11??---02??---35??---10??
------28??---03??------
---14??---12??---36??---
---------15??---------
.
------08原口③--09葺本③-----
---11渋谷③--10石沢③--07矢島②--
---------06利根川③-------
17岡本②--04長谷川③-03大里③--02森田③
---------16中島②--------
【浦和レッズ】
(30分ハーフ)
'34 越谷【交代】15??→18??
'58 浦和【得点】10石沢③

レッズはこの試合、浦和カップの時とも少し違うメンバーで望みます。
ゲームを通じてボールを支配しますが、最後のところの精度を欠き、延長戦への突入が濃厚に思われてきた58分、このゲームを通じて高いテクニックを披露した石沢哲くんのゴールでレッズが逃げ切りました。
この2回戦が終わって、18日に行われる準々決勝に登場する8チームは、大宮アルディージャ-A.N.フォルチ、HAN FC-浦和レッズ、坂戸ディプロマッツ-武南Jrユース、FCコルージャ-クマガヤSCとなりました。
今年の新人戦の本戦は、例年とはちょっと違うパターンで行われました。
新人戦の本戦への進出のために、昨年のうちに年間獲得ポイント順にグループ分けされた県U-14サッカー大会のリーグ戦が行われ、ポイント1位のクマガヤSCから11位の草加Jrユースまでがカテゴリー1として同じグループに入りました(レッズはポイント4位)。

レッズは苦戦しながら(私の見た試合では、ほとんど1年生のメンバーでアルディージャに0-4、ディプロマッツに0-7、HAN FCに0-5と大敗していた)もグループ4位で予選を勝ち抜きましたが、9位までが勝ち抜けるカテゴリー1では、昨年の高円宮杯準決勝でレッズと西が丘で対戦した狭山Jrユースは11位で、他に三郷Jrユースも10位で予選落ちしています。
予選リーグでは、力の接近する相手とリーグ戦を戦うことができ、トーナメント戦とは違って1回の失敗だけで消えることもなく、昨年の年間獲得ポイントが少なかったチームでも、リーグ戦で勝ち抜けば新人戦の本戦に進出する望みがある(例えば去年からU-15クラブユース連盟に加盟したFC深谷はカテゴリー5の2位でありながら新人戦本戦の1回戦でカテゴリー2の1位のフェスタFCを1-0ですが破りました)優れた方式ではありますが、カテゴリー1に入るようなポイント上位11チームの中でも2チームは必ず予選落ちするわけで、なかなか難しいところではあります。

この新人戦の結果は、今シーズンを占うといったところもありますが、例年だと結果が夏のクラブユース選手権の県大会に反映されるので、予選トーナメントの時のリベンジ(次はHAN FCです)も含め、健闘を期待しています。

試合風景本日、レッズランドでアルビレックス新潟との練習試合が行われました。

【一本目】2-0(鈴木竜、蛯原)
------17FW②--09鈴木竜③----
---12蛯原③--10佐藤③--25田中宏③-
---------18金生谷③-------
03高橋大②-24丸山②--03金子②--02一ノ瀬③
---------00蟹澤③--------
.
【二本目】1-0(オウンゴール)
------27福島②--31矢部②-----
---19山崎家②-14中山③--11村松③--
---------41三森②--------
04川原③--06小林③--26鈴木秀②-43松本②
---------00GK①--------
.
【三本目】1-0(大野)
------32高垣②--07大野②-----
---19山崎家②-------11村松③--
------30廣瀬②--20池西祐②----
04川原③--06小林③--29関根②--43松本②
---------00蟹澤③--------
00蟹澤③→00GK①

名前の後の丸数字は学年ですが、新年度のもので書いています。
アルビレックスは1、2本目が同じメンバー(おそらくレギュラー)で、内容的な差はさほどなかったように思われますが、最終的には一本一本のシュートやプレーの精度の差で4-0となりました。

昨年末の高円宮杯で鮮烈な優勝を飾った新一年生はいち早く引き上げていて(ただし体格差があるので、いきなりレギュラーで大活躍とは行かないでしょう)、他に加入を噂されている選手もいますが、とりあえず新チーム最初の姿となりました。
なお、先日のトップチームとの練習試合でも、一本目と二本目は、今日の一本目のようなメンバーが出たそうです(いいようにあしらわれたそうですが)。

この記事はW-ZERO3で投稿してみました。

このアーカイブについて

このページには、2006年2月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2006年1月です。

次のアーカイブは2006年3月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。