きれいなものには…

先週の土曜と日曜、鹿嶋に行っていました。

リーグ第22節のトップチームの試合と、7試合目になるサテライトの試合のためです。

本当はそれを元になんか書こうかと思っていたのですが、2回ほど書きかけて止めました。
ちょっと長くなった挙句に、なにが書きたかったのかわからなくなるいつもの悪い癖が出たからです。

まあ、要旨はこういうことなんです。
レッズとアントラーズはチームのあり方が対象的に違う。

トップとサテとともにPKで失点したわけですが、例えばアントラーズのFWはいつでも、ゴール前ではDFの隙を窺って、うまくPKを得る機会を狙っています。
審判はこの場合、彼らの努力に対して報酬を払う顧客のようなものと言えるかも知れません。

一方でレッズの場合、FWというのはトップなら永井であったり田中達也であったり、サテでならセルヒオであったりするわけですが、これはもう自分の力でガンガン突っかけて、裏に抜け出して、自分の力で、あるいはコンビでチャンスを掴んで、シュートを放っていく。
審判はオフサイドを取ったり、妨害しようとするDFをファールで救ったり、たまには倒してでしか止められない相手DFにその代償を払わせたりもしますが、基本的には無粋な妨害者です。

なればこそ、審判への接し方というものも当然異なるものです。
しかしそれはFWのプレースタイルの違いと同様、キャラクターの違いということも言えるのではないかと思います。

さて、今日は主審の判定について、少し。
今季はあちこちで「おかしい」の声が挙がってます。
うん、確かにおかしい…。

それはどうにかしてもらわなければ困りますが、
ただ、思うのは、
いくら判定がおかしくても、
もっと言えば、ほかのどんな不利な条件が
その身に降りかかろうと、
「本物」というのはそれを悠々と乗り越えていく、
もしくは、乗り越えていくから「本物」になる、
ということです。

もちろん、そんなキレイゴトだけで
世の中が成り立っているわけでないのは
分かっているつもりです。
でも、Jリーグの歴史の中で
素晴らしい実績を残してきたチームはすべて、
この問題を自分たちの力で乗り越えています。
それが厳然たる事実です。
だからいまでも、称賛に値するのです。

主審を取り囲んで抗議をするシーンが目立ってきました。
主審への抗議なら、誰でも言えます。
でも、本当の名門チームには、
誰でもなれるわけではないのです。

だから、本当に強いチームになろうとするならば、
やりきれない判定に出合っても
「フンッ」と心の中だけで言って、
次の瞬間には淡々と、
しかし力強くゴールに向かう、
そういうプレーがふさわしいと思います。

こういう考え方もあります。
かつて素晴らしい実績を残してきたチームは、なるほどこの問題を自分たちの力で乗り越えて来たのでしょう。
しかしながら、そうしたチームの多くが、アジアでは実力を発揮しきれないまま終わり、そうしたチームの選手の大半が、海外のクラブで審判の基準の違いに苦しんでいるのです。

こうしたことは、かつて素晴らしい実績を残してきたチームが、問題を先送りにしてきたつけであるとも言えないでしょうか?
あるいはそれはやはり間違いで、やはりこの問題には触れず、迂回して突破した方が結果として賢いのかもしれません。

私たちはしかし、あるものの見方が、きれいに体裁を整えて提示されると、それに疑いを持たない傾向があります。
このBlogにしても、こぎれいに体裁を整えている(整って見えますか?)のは、説得力を確保するためでもあります。

きれいなものには棘があります。
きれいに見えるものこそ、一歩止まって考える必要があるのかもしれません。

例えばこんなものもその一例です。
ほっとけない 世界のまずしさ

<参考>
FrontPage - ホワイトバンドの問題点
大佐blog in ニュー速:ホワイトバンドの黒い影
ホワイトバンドって詐欺まがいなんですよ。寄付金0円。|陽光燦爛的日子~a diary of Worldwalker:
ホワイトバンドは募金じゃないのね。:Doblog - True Faith -

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このブログ記事について

このページは、ShibireKulageが2005年9月 8日 01:40に書いたブログ記事です。

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