レッズユースはプリンスリーグ最終節のマリノス戦に敗れたことにより、目標を高円宮杯出場から、総合12位以内の来期のプリンスリーグ関東への残留へと切り替えざるを得なくなります。
それはまた同時に、3年生が主役になるという意味での公式戦が、このプリンスリーグをもって終わるということでもあります。
選手たちからは、野望や夢というよりも、どこかしら贖罪の意識が感じられるようでした。
それは観客たちに対する、あるいは上級生たちに対する、もしくは、自分自身に対するものでもあったでしょうか。
もちろんこの試合に勝つということは、来期につながることではありますが、それよりもむしろ、自分たちの納得の行く試合をしたいという気持ちが大きかったのだろうと思います。
それがぎりぎりのところで勝敗を分けました。
【ジェフユナイテッド市原千葉】
---------17朴②---------
---22??---02岩澤③--04金子③--
------05星野③--06市原②-----
08蓮沼③-----07加藤②-----13地頭薗③
------10小井戸②-11遠藤③-----
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---------09鈴木竜③-------
---07蛯原③--24山田直①-25高橋峻①-
------10佐藤③--08金生谷③----
26永田①--28浜田①--15金子②--14丸山②
---------22大谷②--------
【浦和レッズ】
(45分ハーフ)
'32 千葉【警告】22??
'38 千葉【交代】07加藤②→14佐藤③
'40 浦和【得点】25高橋峻①(アシスト:24山田直①)1-0
'51 千葉【得点】11遠藤③ 1-1
'58 浦和【交代】07蛯原③→06広瀬祐③
'63 浦和【交代】25高橋峻①→18林②
'65 千葉【交代】??→21高橋②
'89 浦和【得点】09鈴木竜③ 2-1
広瀬監督はマリノス戦までの3枚のDFを置くやり方から、この試合では4枚のDFを置くやり方に変えてきました。
狙いは中盤を増やして支配力を増そうということであったかも知れませんし、U-16代表で怪我をして、ようやく復帰した高橋峻希くんの攻撃力を生かそうということだったかも知れません。
ともかく、前半に関しては、左の蛯原くん、右の峻希くんのキープ力、中央でボールを配給する山田直輝くん、佐藤謙介くんの力が生きて、試合を優位に進めます。
前半40分には、中盤で相手のボールを奪った直輝くんが、相手3人ほどに囲まれながら、右サイドでフリーになっている峻希くんにパスを通し、GKと1対1の状況を峻希くんが決めて先制します。
その後もたびたびチャンスを掴みますが、決めきれないのが不安を感じさせます。
ジェフは、トップの二人(特に10番の小井戸選手)に長いボールを当てて展開を狙いますが、10番には浜田くん、11番には金子くんがしっかりとマークに付き、自由にプレーさせません。
これに対し、ジェフはもともと7番が高い位置にいて3トップ気味な形を取っていましたが、前半の38分に7番に代えて本職FWの14番を投入します。
金生谷くんや佐藤くんがカバーするわけですが、後半に入ると、じりじりと最終ラインが下がっていきます。
後半6分にはついに同点ゴールを決められてしまいます。
ここ数試合であったように、先制しつつも、押している時間帯に追加点を決め切れないうちに失点してしまうという悪いパターンが胸をよぎります。
後半10分過ぎに、広瀬監督は蛯原くん、峻希くんの両サイドハーフに代えて、広瀬祐太くんと林容平くんを投入します。
狙いのひとつは広瀬くんの運動量とテクニックを生かして中盤の支配率を再び高めることと、DFの執拗なマークにあってゴールキックをほとんど納められないでいた最前線にもうひとつターゲットを作ることだったでしょうか?
しかし、結果的にはボールキープに大きな役割を果たしていた二人が去った影響のほうが大きく、ボール支配率を回復しきるのには至りません。
しかし、それでも選手たちはギリギリのところでそれ以上の失点を防ぎます。
そうして延長戦も見えてきた後半ロスタイム、この頃にはレッズは度々ジェフゴールに迫っており、攻守ところを変えた様相でした。
ジェフの攻撃を凌いで、ボールを奪ったカウンターの局面でしたが、パスが長すぎ、右サイドでボールを追った丸山くんも届かず、ボールはサイドラインを割り、ジェフのスローインになります。
残り時間は1分を切っていたのではないかと思いますが、パスがラインを割っていくらか安堵の色が見えたジェフDF陣(自陣深いところでのスローインだったためか、味方はスローインの地点から離れて、大きく広がってボールを回して時間を使う意図があったようです)に対して、スローインに竜基くんと林くんがプレッシャーをかけ、竜基くんがうまくボールを奪ってそのままゴールへ向かってドリブル、竜基くんはそのまま必死に横へ飛ぶGKを冷静に見て決勝ゴールを決めました。
レッズユースはこれで来期のプリンスリーグの出場権を得て、11位決定戦に出場することになりました。
彼らの力からすれば、まったく不満足な結果であるといってもいいでしょう。
しかし、ここまでの何試合かで、追いつかれて勝ちきれなかった、あるいは敗れたその流れを、この試合では覆すことができました。
もちろん来年のプリンスリーグの出場権は貴重ですが、それ以上にチームが一つ殻を破ることができた、それがたとえ残り試合のないこの時期とは言えど、収穫であるのではないかと思うのです。