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NO GUTS, NO GLORY ~日本クラブユース選手権(U-15)決勝トーナメント 準決勝 ヴィッセル神戸/決勝 横浜Fマリノス(新子安)

ここのところ試合が立て込んでいて、遅くなりました。
夏の終わりのお話です。
8月20日、土曜日の準決勝は、同じ日にトップチームのリーグ第19節FC東京戦を控え、車で3時間以内に帰ってこなければ間に合わないスケジュールでした。

準決勝 ヴィッセル神戸

準決勝は13:30からの第2試合。
会場には第1試合、ヴェルディユース-マリノスユースの前半終了間際に着いたのですが、なんとマリノスが7-1と奇禍に遭って必ずしもベストではないとはいうヴェルディ相手ながら圧倒、強さを見せて勝ち上がっていました。
正直これは強いなと圧倒されていたのですが…。

【ヴィッセル神戸】
---------01中村③--------
02飯尾③--03武田③--04高島③--05谷尾③
------06天清③--10須崎③-----
16小巻③--------------13福留③
------09小林③--11藤松③-----
.
------09岸③---11武富③-----
---06永田③--10田仲③--07高橋峻③-
---------08山田直③-------
02池田③--03和田③--04菅井③--12森田②
---------16高山③--------
【浦和レッズ】
(35分ハーフ)
'03浦和【得点】02池田③(アシスト:12森田②)1-0
'07神戸【得点】09小林③ 1-1
'12浦和【得点】11武富③(アシスト:09岸③)2-1
'21浦和【得点】09岸③(アシスト:06永田③)3-1
'24浦和【交代】10田仲③→15石沢②
'34浦和【得点】15石沢②(アシスト:11武富③)4-1
'35神戸【交代】13福留③→14中谷③
'37神戸【得点】14中谷③ 4-2
'39神戸【警告】05谷尾③
'42浦和【警告】16高山③(通算1枚目)
'48神戸【警告】04高島③
'58浦和【得点】15石沢② 5-2
'61浦和【交代】02池田③→18藤田③
'63浦和【交代】11武富③→14原口②
'65浦和【交代】09岸③→13葺本②
'66神戸【交代】06天清③→07和田③
'69浦和【交代】07高橋峻③→17沼③
'70神戸【交代】02飯尾③→17菊池③

対戦相手のヴィッセルは、マリノス追浜との1試合ぐらいしか見ていないのですが、身体能力の高い16小巻選手などを中心としたなかなか実力のあるチームです。
レッズは、この相手をセカンドボールをほとんど奪って圧倒します。
前半のシュート数は10:2、ほとんどハーフコートでゲームを進めるような状況でした。

開始3分にはいきなり、中盤右サイドでボールを持った峻希くんから、さらに右外側を走りぬけた森田くんにパスが通り、ゴール前へクロス、こぼれ球に走りこんだ池田くんが決めて先制します。
4分後にはFKからFWに走りこまれてヘディングシュートを決められ、同点に追いつかれるのですが、12分には中盤で相手のパスを奪った岸くんがそのまま攻め上がり、相手を十分にひきつけてからコンビを組む武富くんにパス、これをやすやすと決めて2点目、21分には左サイドを突破した永田くんから岸くんにパスが通り、岸くんが決めて3点目、ロスタイムにもインターセプトから切れ込んだ峻希くんが放ったシュートがバーに当たって跳ね返ったところをつないで、24分には早くも田仲くんと交代していた石沢くんが決めて4-1として前半を終了します。

これは楽勝として、マリノス以上の点差が付けられるかなどと思ってもいたのですが、後半開始早々の2分には、ハーフタイムに交代で出てきた14中谷選手に、パスミスで奪われたボールをドリブルで持ち込まれ、そのまま決められて4-2とされ、その後の時間も少し攻められます。
後半23分には武富くんのクロスを相手DFがクリアミスしたところを石沢くんが決め、5-2と突き放して勝つことはできましたが、マリノスの出来から考えて、翌日に不安は残す内容ともいえました。

もっとも、その時の私たちは、如何に早く出発して、18時からのトップチームの試合に間に合わせるかが最大の関心事だったわけですが(復路は渋滞も事故もなく、試合開始30分前には埼スタに到着できました)。

決勝 横浜Fマリノス(新子安)

前夜のトップチームの快勝を受けて、気分良くJヴィレッジへ向かいます。
相手は強力ですが、この頃になると不安は忘れていました。

【横浜Fマリノス】
---------01森本③--------
---03清水③--04臼井③--05大沢③--
------07佐藤③--06谷岡③-----
11曽我③-----08荒井③-----13吉崎③
------10斉藤③--09端戸③-----
.
------09岸③---11武富③-----
---06永田③--10田仲③--07高橋峻③-
---------08山田直③-------
02池田③--03和田③--04菅井③--12森田②
---------16高山③--------
【浦和レッズ】
(35分ハーフ)
'23横浜【交代】06谷岡③→02上阪③
'25横浜【警告】02上阪③
'32浦和【得点】10田仲③ 1-0
'37横浜【警告】02上阪③
'37横浜【退場】02上阪③
'49浦和【得点】09岸③(アシスト:06永田③)2-0
'57横浜【交代】11曽我③→12松尾③
'68浦和【得点】06永田③(アシスト:11武富③)3-0
'70浦和【交代】11武富③→18藤田③

この日は、前日の準決勝よりも多少風が吹いています。
レッズは前半風上から攻めることになりました。
試合の様子は動画配信などもされているので、ご覧になった方も多いかと思いますが、前半は準決勝に引き続き、シュート数で16:3というように相手を圧倒します。
時折マリノスの強力な2トップに脅かされながらも、中盤を制圧して、多数のチャンスを生み出します。

先制点は焦れ始めてきた32分、武富くんからのパスを受けた田仲くんがシュートを相手DFが身体で防いでこぼれたボールを再び蹴りこんだものでした。
前半を1-0で終了することができたものの、まだまだ不安でした。
マリノスは準決勝のヴェルディ戦で数本のミドルシュートを決めており、そして後半は風上から攻められるのです。
チャンスがありながらも1点しか決めることができなかった事実は不安さを掻き立てました。

後半は1点リードを許したマリノスも必死に来て、時間帯によっては押し込まれる展開もあります。
しかし開始2分には前半既に1回の警告を受けていた上阪選手が2回目となる警告を受け、退場となっていたのは、彼らにとって体力的な面でも過酷となっていたのでしょう。

レッズは後半14分に左サイドを突破した永田くんがゴール前に流し込んだパスを岸くんが決めて2点目、後半33分には武富くんのパスから永田くんが決定的な3点目を奪って試合を決めました。

レッズはマリノスの攻撃を粘り強いディフェンスで防ぎ、そのまま無失点でこの試合を終了、この試合の応援にバス2台で駆けつけた、水戸で行われたJリーグサハラカップ 水戸ホーリーホック戦に出場しなかったユースの選手、この試合のベンチに入れなかった、あるいは登録されなかった1~2年生などのジュニアユースの選手、同時期にJヴィレッジで行われていた全日本女子ユース(U-15)選手権(レッズは惜しくも予選グループ2位で準決勝進出を逃す)に出場していたレディースジュニアユースの選手や森GM、坂庭レディース監督などの前で、大山、中村の代以来の4年ぶり2度目の優勝を決めました。

大会を締めくくって

最終的には確かな強さを見せたレッズは、この大会を決して順調に勝ち上がったわけではありませんでした。
県大会を圧倒的な強さで優勝し、関東大会も予選リーグを全勝の1位で勝ち上がり、埼玉県勢同士の坂戸ディプロマッツとの決勝トーナメント第1回戦を勝って全国行きを決めるものの、続く準々決勝は三菱養和にPK戦で敗れ、関東5位に終わります。
あるいはそのためもあって、清水エスパルス、アビスパ福岡、ガンバ大阪というJユース組3チームと同居する「死のグループ」に配されてしまうことになります。

この予選グループをガンバと分けただけの2勝1分の1位で突破しますが、決勝トーナメントでは強敵の柏レイソルといきなり対戦、これをPK戦にまでもつれ込みながらも倒しますが、疲労困憊の中、準々決勝の京都サンガ戦では、延長後半でようやく得点を奪うという苦しい勝利で準決勝へ進出してきました。

大会を通じて突然の雨のほかは酷暑の中、決勝トーナメントに入ると準々決勝までは給水タイムもないという体力的にも厳しい条件でしたが、この大会では、そのたびに大きな経験を積むことができたのではないかと思っています。
その結実が決勝での大勝であったのではないかと。

「No Guts,No Glory」ガッツなくして栄光はない、小手先の技術だけではこの大会を乗り切れなかったであろうと思います。

決勝へ進出したことで、今年の高円宮杯全国大会への出場権を獲得しました。
U-15年代では、少なくとも関東ではクラブ勢が圧倒的ですが、間違いなくこの年代の一番の大会です。
昨年は天皇杯の準決勝の試合前にアビスパのジュニアユースの応援をしたことを覚えている人も少なくないでしょう。
この大会では、恐らく今年も天皇杯の準決勝の前に決勝をやるだろうと思います。
トップチームの試合とともに、ジュニアユースも決勝を戦うということにしたいですね。

風景

準決勝 ヴィッセル神戸
Young Reds
会場にはいつもの段幕が
円陣
円陣を締める掛け声は「We are Reds!」
中盤の攻防
中盤のプレッシャーをかいくぐります
勝利
決勝進出を決めました
 
決勝 横浜Fマリノス(新子安)
試合開始
緊張の面持ち
右から崩す
オーバーラップしてきた12森田くんのヘディングは、10田仲くんか9岸くんか、はたまた7高橋くんの裏を狙ったものか…
勝った!
試合終了、ベンチから控え選手が駆け寄ります
万歳!
全員で手をつないでサポに挨拶。笑顔が誇らしげです
ベンチへ行進
渡された旗や月桂樹風の冠をつけて監督や仲間の待つベンチへ向かいます
ユース、Jrユース、レディースJrユースから祝福
決勝戦に駆けつけたユースの先輩や、ジュニアユースの後輩、レディースジュニアユースの仲間たち(スタンド中段の白シャツの一群?)からテープで祝福されます
ファミリーで写真に収まる
みんなスタンドから降りてきて、写真に収まりました
 

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