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日本クラブユース選手権(U-15)予選 アビスパ福岡/ガンバ大阪/清水エスパルス

全クラもU-15になると、ちょうどお盆の時期に開催されます。
選手の親御さんがお祖父ちゃんお祖母ちゃんから弟妹に至るまで総動員でJヴィレッジに集まるのも、そうした時期的なこともあるのかも知れません(U-18のユースの方はせいぜい両親が来るだけになります)が、ともかく帰省ラッシュで道路が渋滞します。
過去の苦い経験に鑑み、今回は電車をベースに考えていたのですが、2日目は夜の18時から埼スタでナビスコカップのエスパルス戦があり、3時間半の時間差だと、車ならひょっとして間に合うかもしれないということで、2日目に車で帰るために、もし仮に渋滞に遭っても余裕なくらいの夜中出て行って、朝早く着きすぎるようなら向こうで寝ていれば良いじゃないかと思いました。

結局、同様に考えていた某さんに同乗させてもらう事ができ、朝の3時に浦和を出発します。
混雑する三郷JCの先まで下道で行って、いわきに到着したのは朝の5時過ぎ。
いわきではいわき健康センターで朝風呂を浴びたり、市場食堂で朝ご飯を食べたり(お米がおいしかった…)して時間を潰しつつ、9時過ぎにJヴィレッジに入りました。

初日 アビスパ福岡

初日(Pitch7)この大会のレギュレーションでは、予選のグループ上位2位までが決勝トーナメントへ進めます。
ですから、序盤であればU-18の大会ほど1敗はシビアではありません。
とはいっても初日から負けたくないのは当然で、日程的にこの日3試合目とあって緊張はほぐれつつも、様子を探りつつのゲーム開始となります。

【アビスパ福岡】
---------01笠川③--------
05宮本③--04原田③--03坂井③--02中田③
------06関屋③--10山崎③-----
08諌山③--------------12伊東③
------19吉原②--11緒方③-----
.
------09岸③---11武富③-----
---06永田③--10田仲③--07高橋峻③-
---------08山田直③-------
02池田③--03和田③--04菅井③--12森田②
---------16高山③--------
【浦和レッズ】
(35分ハーフ)
'08浦和【得点】09岸③(アシスト:07高橋峻③)1-0
'23浦和【得点】06永田③(アシスト:11武富③)2-0
'44浦和【得点】11武富③(アシスト:03和田③)3-0
'48福岡【交代】19吉原②→09石橋③
'48福岡【交代】02中田③→18鷹尾②
'48浦和【交代】09岸③→13葺本②
'49浦和【交代】06永田③→18藤田③
'50福岡【交代】06関屋③→14首藤③
'51浦和【得点】18藤田③(アシスト:08山田直③)4-0
'53浦和【交代】11武富③→14原口②
'58浦和【交代】10田仲③→15石沢②
'66浦和【得点】13葺本②(アシスト:07高橋峻③)5-0
'67浦和【交代】02池田③→05加瀬②

しかしながら、この試合ではキャプテンマークを巻く高橋峻希くんがキレキレで、面白いように右サイドを突破します。
開始8分にはエンドラインまで突破してマイナスに戻したパスを走りこんだ岸くんが決めて1点目、23分に武富くんのパスを受けた永田くんがシュートを相手DFに身体で止められたボールを再びシュートして2点目を取り、2-0として前半を終了します。

やられていたとは言えアビスパもキャプテンの10番山崎選手を中心とした、某氏曰く「強いとは言えないかも知れないけれど、志の高い好チーム」で、点差ほどの力の差はありません。
後半には、GK高山くんの好セーブで2~3点をかろうじて防ぐようなシーンもありました。

3点目は後半9分、カウンターの局面で岸くんのパスを受けたオーバーラップしていた和田くんのシュートがポストで跳ね返ったところに詰めた武富くんが決めます。
後半16分には、田仲くんのパスを受けた山田直輝くんが左サイドをドリブルで突破、DFをかわして中央に送ったパスを武富くんがスルー、ファーサイドで待っていた藤田くんが決めて4点目、最後は原口くんとの連携で抜け出した峻希くんが右サイドから送ったパスを葺本くんが決めて5-0で初戦好スタートを切ることができました。

終盤には負傷から復帰したばかりの加瀬くんも試運転を行うことができました。

2日目 ガンバ大阪

ガンバでかっ!(Pitch4)2日目は大塚選手や米田選手といった代表、代表候補選手や、先日韓国で行われたMBC世界ユースサッカー大会で活躍、韓国紙(中央日報)に「13歳の宇佐美貴史君、「第2の中田」の可能性」と報じられた宇佐美選手などを抱える、この予選でも山になると思われる対戦でした。

【ガンバ大阪】
---------01金谷②--------
02押③---03菅沼③--04宮武③--13岡田③
------06田中③--10河本②-----
---08米田③--------25宇佐美①-
------09大塚③--11鎌苅③-----
.
------11武富③--09岸③------
---06永田③--10田仲③--07高橋峻③-
---------08山田直③-------
02池田③--03和田③--04菅井③--12森田②
---------16高山③--------
【浦和レッズ】
(35分ハーフ)
'42大阪【警告】09大塚③
'46大阪【交代】11鎌苅③→07有馬③
'50浦和【得点】11武富③(アシスト:10田仲③)1-0
'58浦和【警告】02池田③(累積1枚目)
'61大阪【交代】10河本②→24原口②
'62浦和【交代】09岸③→18藤田③
'62大阪【得点】08米田③ 1-1
'63浦和【交代】11武富③→13葺本②

ガンバ大阪は、先発メンバー中170cm以上を5人(うち2人は180cm台)抱える大型チームで、U-15代表の9番大塚選手(176cm)にボールを集めて展開してきます。
対するレッズは、先発メンバー中では高山くんだけが170cm超(176cm)で、その「高さ」に苦労させられます。

しかしながら、ロングボール(ハイボール)の多いガンバに対し、パスをつなげて相手を翻弄します。2年生だから、ということもあるのか、やや不安定なガンバのGKにプレッシャーをかけてキックミスを誘ったりもしていました。
前半を0-0で終えた後半15分、岸くん→田仲くん→武富くんと前線の3人でつないだボールを武富くんが決めて先制します。

その後のレッズは、和田くん、菅井くんの粘り強いディフェンスと、中盤で精力的に動き回る山田直輝くんなどの働きもあり、攻めにかかるガンバをかわしてカウンターを仕掛けます。
が、後半27分、ゴール前でFKを取られ、これを競り合いの中で頭で決められ、同点に追いつかれます。
その後も両チーム攻め合いますが、いずれも得点には至らず、引き分けで終わりました。

初日にガンバはエスパルスに勝っていますから、この時点でレッズとガンバは1勝1分で並んだ状態、他の2チームのエスパルスとアビスパは引き分けたことから勝点4の2チームと勝点1の2チームに分かれた事になりました。

色々な要素がありますから一概には言えませんが、アビスパに作られたピンチほどにはガンバにはピンチを作らされなかったように思います。
話題の宇佐美くんについては、特別に派手なプレーを披露することはありませんでした(例えば峻希くんのような)が、逆に1年生で違和感なく周囲に溶け込んでいること自体が凄いのだろうなと思い直しました。

最終日 清水エスパルス

勝負!(Pitch1)1勝1分の勝ち点4、得失点差もアビスパ相手に稼いだ+5点が大きく、1敗1分勝ち点1のエスパルス、アビスパに対して優勢な状態で勝負の日を迎えました。
折りしもトップチームが前日対戦し、長谷部の得点でレッズが勝利したばかり(埼スタまでの苦難の道はまたいずれ書きます)。
この日は前日とは逆にエスパルスが上下オレンジのホーム、レッズが上白下黒のアウェイユニで対戦しました。

【清水エスパルス】
---------16柴田③--------
04望月卓③-06岩崎③--18望月恭③-02深澤③
------15西澤③--13杉山③-----
---05吉川③--------03佐野傑③-
------10前田③--19鍋田②-----
.
------09岸③---11武富③-----
---18藤田③--10田仲③--07高橋峻③-
---------08山田直③-------
02池田③--03和田③--04菅井③--12森田②
---------16高山③--------
【浦和レッズ】
(35分ハーフ)
'07浦和【得点】11岸③(アシスト:07高橋峻③)1-0
'15浦和【得点】18藤田③(アシスト:07高橋峻③)2-0
'29清水【交代】05吉川③→08佐野孝③
'29浦和【得点】10田仲③(アシスト:11武富③)3-0
'34浦和【得点】10田仲③(PK)4-0
'35浦和【交代】09岸③→14原口②
'35清水【交代】13杉山③→12横山③
'47浦和【交代】02池田③→05加瀬②
'47浦和【交代】12森田②→15石沢②
'48清水【交代】03佐野傑③→11曽根③
'58浦和【交代】16高山③→01慶徳③
'63清水【交代】15西澤③→25柴原①
'63清水【得点】25柴原① 4-1
'66浦和【交代】10田仲③→25礒部①

エスパルスには去年の春の鹿島フェスティバルの決勝で大敗しており、今の2年生にとってはリベンジすべき相手です。
エスパルスの前線にいる鍋田選手は、原口くんや葺本くんとともにU-12ナショトレで一緒で、原口くんは江南南時代に対戦したこともあります。

そんな想いとは無関係に、7分、15分にいずれも峻希くんのパスから2点を先制、さらに前半終了間際の29分、35分に田仲くんが点を取って4-0とすると、ゲームとしてはほぼ終了ということになります。
なぜなら、エスパルスはこの試合で5点差ほどをつけて勝たなければ2位以上を確保できないことがわかっていたからです。

後半は互いに多くの選手を投入しますが、恐らくはそのためもあって後半は膠着します。
均衡が破れたのは後半28分、エスパルスの1年、柴原選手が前線に投入されると、マークの確認も終わらないうちにシュートを受けて失点しました。

レッズも対抗するように1年の礒部くんを投入して攻めますが、試合はそのまま終了、4-1でレッズの大勝に終わりました。


実を言うと、2位で勝ち抜くとトップチームのリーグ第19節FC東京戦@埼スタと被る準決勝が11:00からになって、ハシゴ観戦をするにしても楽になります(1位は13:30~)。
まぁしかしながら、贅沢を言っても仕方がないですね。

予選までを通じて感想

レッズユースは、一般的に言ってあまり学年、言い換えれば上下関係を感じさせないチームです。
レッズに限らず、クラブユースはよくそういう傾向を持っていますが。

ところが、この年代は、学年を感じるんですね。
それは上下関係ということではなくて、スーパーな3年生が揃っているために、1~2年生が頼りにしている、3年生もそういう余裕があるから、下級生と一緒に試合に出ていると、良く声を掛けてあげています。

このチームの基盤が、3年前に全国を制したFC浦和にあるのはよく知られたことだと思いますが、永田くん、山田直くん、田仲くん、高山くん、藤田くんなどは、小学生の頃から一緒のチームメイトとしてやって来ているわけです。
キャプテンの峻希くんなども、例えばフジパンカップだとか、一緒になったことがあるでしょうし、そうした結束の強さはこの年代から感じます。

決勝トーナメントの初戦は柏レイソルとなりました。
トーナメントは勝てば勝つほど試合経験を多く積むことができるようになります。

ここでたくさんの機会を得て、より多くの経験を積んで欲しいものです。

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