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関クラ(U-18)決勝トーナメント5位決定戦 FC東京

5位決定戦

煙って見えるけど暑い2日目の那須もまた暑いです。
1日目の酷暑で消耗した体力はこの2日目でさらに試されることになります。

【FC東京】※ハーフタイムの交代を把握できてません。
---------21廣永①--------
07金宏栄③-22恩田②--03伊藤③--06森村②
------17中野②--23蓮見②-----
---08村田③--10永露③--09常盤③--
---------26金森②--------
.
------12小池③--17鈴木竜②----
13宇賀神③----07萩尾③-----24広瀬②
------19佐藤②--18金生谷②----
---15吉田③--05堤③---04小松裕③-
---------16大橋③--------
【浦和レッズ】
(45分ハーフ)
'33浦和【得点】12小池③(アシスト:17鈴木竜②)1-0
'36浦和【退場】19佐藤②
'37東京【得点】08村田③1-1
'45浦和【交代】15吉田③→03野島③
'55浦和【交代】17鈴木竜②→21田中宏②
'58浦和【交代】07萩尾③→08増田③
'63東京【交代】10永露③→05田中③
'68浦和【警告】05堤③
'69東京【得点】08村田③1-2
'78東京【交代】26金森②→36米田①
'83浦和【交代】12小池③→23村松②
'84浦和【交代】24広瀬②→14山田純③
'89東京【警告】14?
'89東京【交代】08村田③→18木村③
'89東京【交代】06森村②→25佐伯②
'89東京【警告】18木村③
'89浦和【得点】05堤③(アシスト:14山田純③)2-2
※給水タイムを意識してなかったのでロスタイムが異様に長く…
(PK戦)
┌─────┬─┬─┬─┬─┬─┐
│     │03│18│02│17│21│
│     │伊│木│稲│中│廣│
│     │藤│村│葉│野│永│
│     │③│③│②│②│①│
│     ├─┼─┼─┼─┼─┤
│FC東京  │×│○│○│○│○│
├─────┼─┼─┼─┼─┼─┤
│浦和レッズ│○│○│○│○│○│
│     ├─┼─┼─┼─┼─┤
│     │05│04│08│03│18│
│     │堤│小│増│野│金│
│     │③│松│田│島│生│
│     │ │裕│③│③│谷│
│     │ │③│ │ │②│
└─────┴─┴─┴─┴─┴─┘

この日は、GKは3年の大橋くんに戻しましたが、DFに吉田周太くん、右サイドに広瀬祐太くん、ボランチは金生谷仁くんと昨日の後半に出場した選手がそのまま先発します。
試合はあまり意味はない順位決定戦でモチベーションを落としがちな状況の割には締まった形で進み、互いに少ないチャンスを潰しあう展開になります。

そんな中、前半33分に鈴木竜基くんのパスを受けた小池くんが抜け出して先制点を決めます。
しかし、好事魔多しというべきですか、その3分後の36分、角度のないところから撃たれて、ゴールライン上を通過していくボールを、ゴールポストの中に入った佐藤くんが思わず手ではたいてしまい、ハンドで退場、PKという絶体絶命のピンチを迎え、このPKを決められて同点に追いつかれてしまいます。

前半は何とか同点のまま凌いで後半を迎えます。
後半は吉田くんに代えて野島くん、竜基くんに代えて田中宏育くん、萩尾くんに代えて増田くんを入れるなど、激しく動いてきます。

しかし何とか守ろうとするレッズの努力も空しく、後半24分に逆転ゴールを決められてしまいます。
その後も攻められますが、暑さのせいとやはりリードしているという気持ちもあったのでしょう、FC東京の選手の足も少しずつ止まってきます。
この試合で何がしかのドラマを感じるとすれば、この後からでしょう。

1人少なくても攻める!後半38分、疲れの見えてきた小池くんに代えて村松くんを投入、得意のドリブルはあまり見せられなかったものの、宏育くんとのコンビで前線から激しく追い立てます。
この頃になると、どちらが1人少ないのかわからないような感じでした。
時間稼ぎやキープに入って、少しテンションを落としてしまったFC東京と、リスクを負ってでも攻めに掛かってテンションを上げたレッズが、偶然同じタイミングで噛み合ってしまったという面もあるかもしれません。

佐藤くんが退場になった後、チームは宇賀神くんを下げて広瀬くんをボランチで使い、4-2-2-1のような形になっていましたが、後半40分近くになると、堤くん、野島くんといった長身選手をゴール前に上がらせて、パワープレーで遮二無二1点を取りに行きます。
そしてロスタイム(多分実際は42分とか43分かも)、広瀬くんに代わって投入されていた山田純輝くんが、宇賀神くんとのコンビで左サイドフリーな状態でクロスを上げると、ゴール前で競り勝った堤くんがこれを決めて土壇場で同点に追いついたのです。
ベンチの後の方で落ち込んだ様子でしゃがみこんでいた佐藤くんもこのゴールで立ち上がり、レッズサイドは歓喜に包まれました。

このまま90分が過ぎ、5位はPK戦で決定されることになります。
しかしながら、この展開では当然レッズに勢いがある上、FC東京のGKは怪我人が多く、この日は1年生のGKが務めています。

レッズベンチでは、PKを蹴りたい者を募ったようで、何人かが順番に手を上げていました。

PK戦運命の9位決定戦を緊張の面持ちで待つ大宮アルディージャ(試合を待ちきれないのか、この5決も前半まで土手上で見てました)と柏レイソルの両チームの選手をベンチ裏に待たせつつ、1番手は先攻のFC東京が3番の伊藤選手、後攻のレッズが堤と共にキャプテンマークを付けるディフェンスの中心選手がペナルティマークに立ちます。
結果は伊藤選手がポストに当てて外したのを見た堤くんが落ち着いて決め、その後は両チームの選手がそれぞれゴールを決めてレッズが勝つという結果になりました。
レッズ5番手の金生谷くんは、一番プレッシャーの掛かるところですが、むしろ落ち着いて淡々と決めました。

GKの大橋くんも、結局直接止めたシュートはなかったものの、全て蹴る方向は正確に読んで跳んでいました。

勝利後に挨拶この試合を出場停止で出れず、蛯原くんと2人でボトル係をやっていた市川くんが、堤くんの頭を抱え込んで「お前大好き」みたいなことを言いながら皆で挨拶に来ます。

50分以上、1人少ない状態で、実力の離れていない相手に土壇場で同点に追いついたこの経験は、この先の全国を考えても良い経験になったでしょう。

しかし、一方でこの試合での退場処分のため、佐藤くんは次のプリンスリーグ流通経済大付属柏高戦に出場できません。
プリンスリーグでの警告累積によって出場停止になっている金生谷くんと合わせ、この日も先発したボランチ2人を丸々欠くことになるわけです。

まぁしかし今は、この連戦の疲れをしっかり癒して、それから次のステージへ進んでください。怪我をしている何人かの選手ももうすぐ帰ってきてくれるでしょうし。

あとがき

予選Aグループで激戦を繰り広げた川崎フロンターレは初日の東京ヴェルディ戦に敗れましたが、3位決定戦で湘南ベルマーレに勝ち、3位に入りました。
決勝はそのヴェルディが横浜Fマリノスを降して優勝しています。
初日に対戦した三菱養和SCは7位決定戦でジェフユナイテッド千葉に勝っています。

初日鹿島アントラーズを降した大宮アルディージャと、FC町田を降した柏レイソルが関東大会の掉尾を飾る9位決定戦で対決しました。

ユース年代の大会は、大きなものではこの日本クラブユース選手権の他、高円宮杯全日本ユース選手権、その予選にあたるプリンスリーグ関東(関東地方の場合)、冬のJユースサハラカップがあるのですが、高円宮杯はプリンスリーグ関東で総合5位以内に入るか、クラブユース選手権の全国大会、すなわち全クラで決勝へ進出しないと出られません。

で、残るJユースサハラカップの場合は、予選はもう間もなく始まるものの、引退する3年生も少なくない大会なので、プリンスリーグに出場していないチームの場合、この関東大会で敗れると、そのままユースから引退、3年生にとっては事実上それがユース最後の試合となる可能性もあるのです。
国体の都道府県選抜や各年代の日本代表など、個人的にプレーする機会が無くなる訳ではないのですが、チームとして公式戦に臨むのは最後、高校1年から、あるいは中学1年、場合によってはもっと前から一緒にやってきたチームメイトとの最後の試合というわけです。

そして9決に顔を揃えたレイソル、アルディージャの両チーム共にプリンスリーグには出場していないチームです。
青春の1ページの終わり、などというロマンチックな面をまた別としても、全国大会に出た、あるいは出れなかったというのは、例えばトップチームへの昇格、あるいは大学への推薦などの面で、決して少なくない影響を持ちますから、この全国の最後のイスを巡る争いは、文字通り死闘となります。

この日の9位決定戦は、技巧的なシュートで前半に先制したレイソルに対し、組織と何より気持ちで後半劇的な逆転ゴールを決めた(87分)アルディージャが勝ちました。
アルディージャには柿沼・渡部など去年中3でやられた選手の名前も見えていましたが、歓喜に沸いてボトルの水を掛け合うオレンジジャージと、倒れこんで動けない黄色と黒のジャージの対照を見ていると、これはもう性分なのですが、どうしても敗者の方に共感してしまいます。
おいおい、すぐ隣で悲しんでる奴がいるんだから控えめにしてやれよとか思ったり(とは言え、もしアルディージャの選手がレイソルの選手を助け起こして、健闘を称えあう、なんて事をしたら、私は感動すると共に、心のどこかで「ケッ」と思うでしょう・笑)、いやいや、勝って喜ぶのはむしろ勝者の正当で神聖な権利だ、だいたい今喜ばなくていつ喜ぶっていうんだ、このコントラストが勝負というものの本質だと思い直したり、していました。

まぁ、試合中のレイソルの選手に共感していたわけではないのですから、これは単なる憐憫とか、そういう気持ちであるかもしれませんけれども。

しかしながら、もしどこかでボタンを掛け違えて、例えばあの最終日のレッズランド、OSA相手に1点とか2点しか取れてなかったら?あるいは引き分けとか、負けてたら?このピッチに突っ伏していたのは、堤くんや萩尾くん、大橋くんや小池くんだったかもしれない、それはほんの紙一重の差でしかない、そんな風にも思いました。

トーナメントは、優勝しない限りどこかで負けることになります。
もちろん優勝するのが一番ですが、負けた場合、それは力の限りを尽くしての負けかもしれませんし、不本意で、後で思い出したくもないような負けかもしれません。
それを思えば、常にこれが最後かもしれない、結果として最後となっても悔いが残らないようにしないといけないんだなと思わされます。

私は、あるいはこんな想いを感じるために、ユースを見ているのかなと、そんな風に思うこともあります。
梅雨の合い間の、初夏の(とは思い難いほど暑い)一日でした。

【最終結果】
      6/26 6/27
FC東京━━━┓4
       ┗━┐
ジェフ千葉──┘0│2
         ┏━5位
三菱養和SC─┐2┃2
       ┏━┛
浦和レッズ━━┛6
【関東大会順位】
優勝  東京ヴェルディ1969
準優勝 横浜Fマリノス
3位  川崎フロンターレ
4位  湘南ベルマーレ
5位  浦和レッズ
6位  FC東京
7位  三菱養和SC
8位  ジェフユナイテッド千葉
9位  大宮アルディージャ
---------------
10位  柏レイソル
11位  鹿島アントラーズ
11位  FC町田

追記

J's Linksさんによれば、FC東京U-18のスタメンはこんな感じだったそうです。
---------21廣永①--------
14小川③--22恩田②--03伊藤③--06森村②
------17中野②--23蓮見②-----
---08村田③--------07金宏栄③-
------26金森②--10永露③---

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