さて、気持ちの良いゲームでした。
ニッカン式スコアを持ち出すまでもなく、内容的にも完勝。
欲を言えばもう何点かは取れたところでした(シュート数20本のうち枠内11本ですから)。
ただし、この結果をもって完全復活!とするのは些か時期尚早な気がしています。
グランパスは1トップということもあってか、DFにあまりプレッシャーを掛けてきませんでした。
同様に引いて守ってきたFC東京相手に勝ちながら、次の節でセレッソ相手に思うサッカーができなかったのは、西澤、森島、古橋といった辺りに激しく前線からプレッシャーを掛けられたからです。
DFが詰められてボールを取られたり、あるいは不正確なパスをカットされたり、タッチに出して相手のスローインでゲームが再開する機会が続くと、サイドは相手の攻勢に備えて上がれなくなり、ボランチはボールを貰おうと下がってスペースを空けてしまいます。そういったところにミスや不運が重なり失点を喫したわけですが、グランパス戦についてはそうした深いポジションでの圧力はほとんどなかったので、ボールをつなぐことによりリズムを作っていくことができたのです。
事実、達也、エメ、永井などが相手DFに詰めていってウィングやボランチとも協力してボールを取れるようになったのは前半の終盤からです。
この大勝後も、相手が激しく前線からチェックしてきたときにどういなすかという点はまだ未解決のままなのです。
ところでこの試合でも退場者が一人出ています(退場自体は後半15分、達也とエメのゴールで2点リードの状態、グランパスが特別盛り返していた局面でもなく、試合自体への影響はそれほどなかったのではないかと思いますが)。
この件について、グランパスのサポの方の「蹴りたいグランパス」さんにこんな記事がありました(引用しようとして見てたらいっぱいコメントがついているのでびっくりした)。
そしてアクシデントが発生する。相手選手へのファールの判定に対し、ボールをピッチに(軽く)叩き付けた角田が「判定への異議」を取られ、2枚目のイエローで退場してしまった。期待してるんだから頼むよ本当。角田の軽率なプレーは罰金ものだが、この主審の判定は確実に試合を壊した。この退場に、大分戦のアルパイで同じことを喰らっているはずの浦和サポ(メインスタンド)が大喜びしているのを観て、これじゃいくら世の中的に審判のレベル云々言った所で改善されるのは相当先になるなと思った。結局自分達にとって有利な判定ならウェルカムということなら、審判(判定)に対する抗議や苦情なんて何の意味も持たない。
私のサイトでもトリニータ戦のアルパイの件については触れています(というか抗議している)。
私としては、単なる言い訳にはなりますが、アルパイの2枚目のカードはペットボトルを蹴り上げたための抗議であって、これは致し方ないと思っています。
しかしながら、1枚目のスライディングに対するカードについては審判の判定技術のレベルが低い(ないしは判定基準が歪んでいる)と憤っているのです。
当然ながら1枚目の警告がなければ2枚目の元になる抗議もないわけで、イエローもレッドもこの局面ではおかしかっただろうと。
今回の角田選手の例であれば、20分の1枚目のカード(どんなものだったか正直覚えてないのですが)か、さもなくば抗議の元になったファール(カードが出されていないもの)について触れるべきです。というか私ならそうします。
「抗議」については判定技術のレベル云々と関係なく倫理的な行為なので、否応はないだろうと思います(試合展開によっては大目に見てくれてもいいだろうとは思いますが、こちらにある通り、基本的に審判はゲームコントロールについては二次的に対応するほかない?そうなので、審判がきちんと見てさえいる時ならば、行為自体の評価ということで致し方ないところなのでしょう)。
この日の長田主審については、ちなみにSRではないのですが、グランパス側にだけカードを出しています。
直接FKを相手に与えた数を見ると(間接FK数はオフサイドの数と時間・本数も一致しているので全てオフサイドのものでしょう)、その数はレッズ18に対してグランパス15ですからむしろレッズの方が多いくらいですが、シュート数を見てもわかる通り、グランパス陣内でのプレー時間が長かったので、レッズの方が余裕のある状態でプレーしていたためカードが少なかったのだろうかと考えています。もっとも、逆サイドから見れば違うように見えるかもしれません。
なお、基本的に審判への抗議は、それによって不利益を蒙ったほうがするべきだというのが私の考えです。
利益を得たほうがおためごかしで審判の問題点を指摘したところで、それは偽善的であって、人の共感は得られないだろうと考えるからです。
敗軍の将が審判について愚痴をこぼすのが潔くないという感覚は感覚で構わないのですが、そういう感情とはきっちり切り分けた上で審判を非難すべきだと私は思います。
それによって、審判に対する批判がタブーのようになっている現状を改善するきっかけとなるのではないかと思うのです。
そのため、この日の長田主審、及びその判定については、私としては特に語るべき言葉を持ちません。
というわけで、「蹴りたいグランパス」さんへの反論というわけではないのですが、内容を引用させていただいて、自分の意見に補足してみました。
次はヴィッセル戦。FC東京戦に続くセレッソ戦のように、勝った後だからこそ余計に大切な試合です。
先方も負けは込んでいるようですが、大御所的存在の三浦知良選手はともかく、播戸竜二選手あたりは激しくチェックしてくることも考えられます。
この日の試合、3点目の後はちょうど昨年の2ndステージのヴェルディ戦に大勝したときのように、自然体で自分の思うままにプレーできていた感じでした。
この感触を次につなげて欲しいと思います。
先ほどJ-Skysportsの録画放送を見終えました。
で、書くのを忘れていたのですが、普段北側サイド(ホーム席側)を取る(あるいはいつもコイントスで負けているのかも知れないけれど)レッズが、この試合ではボールをグランパスに渡して南側のサイドを前半取っています。
実はこの日、結構強めな風が南から北に向けて吹いていて、南側サイドは風上になるんですね。
埼スタは構造上、ピッチの上はあまり風の影響を受けないと思うのですが、ハイボールは風の影響を受けるはずです。
マルケスが出場停止、俊足の杉本選手が先発してくるのは容易に予想がつくことでしょうから、風下からロングボールを蹴られても勢いの落ちやすい風上を前半に敢えて選んだのかもしれません。
あるいは、グランパスを北側ピッチに置けば、180度レッズサポに囲まれてプレーするわけで、前半からガンガン行こうという意識の表れなのかもしれません。
思惑通り前半に2点のリードを奪ったことで、グランパスのDF陣は傍から見てもわかるくらい動揺していました(そこを突けないでいるうちに前半終了してしまいましたが)。
やはり先制点がこの試合の最大のポイントでしたね。
2点目のエメのゴールの後は、うまく畳み掛けられればもっと得点できたでしょう。
そこら辺は課題ですかね。
また、FWの前線からのチェックは、開始7~8分くらいにはもう行ってますね。
うまくボールが取れたりするようになったのはずっと後ですが。
選手たちがかなりこの試合に掛けていたことが窺えました。