この試合、ポイントになったのは意外にもフロンターレの3得点目(アウグストのFK)でした。
今日はちゃんとしたサッカーの試合が見れて良いなと話していましたが、この試合、レッズは先手を取られ続けます(ニッカン式スコア)。
2点差をつけたことで、フロンターレの選手は時間稼ぎの意図があるのかスローインや交代、ゴールキックなどのプレーをゆっくりと行うようになり(フロンターレのMDPに彼らが試合終盤に失点が多いという記述があったそうですので、あるいは単にスタミナ切れかもしれませんが)、やや守りに入ったのに対して、2点差を負ったレッズの選手は眦を決して攻撃を始めます。
それまでは、穴沢主審の基準のわからないジャッジにイライラさせられ、自分たちや相手側のファールのたびにプレーを止めていたのが、3失点目の後にゴール前でボールをキープするエメが背負っていたDFが倒れていたのを気づかず(無視して?)プレーを続けます。
選手たちがどんどんゲームにのめりこんで行くのが、先にのめりこんでいたスタンドの私たちにはわかります。
ここでこの空気を使えるのは岡野だと思っていましたが、後半19分のアウグストのゴールの後、岡野(と横山)の投入は後半28分。まぁアップ等に時間がかかりますから、あるいはギドもこのタイミングと空気を読んだのかも知れません。
そこからはまさに前進のみ。
去年のナビスコかチャンピオンシップの同じようなロスタイムで、組み立てなおそうとしたのでしょう、後ろに戻して、ボールが自陣にある間にタイムアップしたことがあって、私はそれがひどく残念だった(たとえノーチャンスに見えても、そのような時にはチャレンジして終わるべき!)のですが、今日は皆何かに取り憑かれたかのようにゴールに向かって前進し続けました。最後は負けず嫌いが姿を取って具現化したようなアレックスと闘莉王によって同点ゴールが決まります。
思えば、去年もジュビスタのジュビロ戦など、審判のジャッジに泣かされる試合が続いて、あるときからエメのカードが激減するのと同じくらいの頃(マンチェスターから帰ってきた後くらいでしょうか?)、何か吹っ切れたような試合をし始めたことがありました。
その後勝ち続け、「攻撃的なサッカー」、「美しいサッカー」と持ち上げられるうちに、昨シーズンの終盤は爽快感のないまま終わりましたが、あるいはレッズの選手は再び綺麗なサッカーをしよう、カッコよく勝とうと思うようになっていたのでしょうか?
そして我々サポも綺麗なサッカーで相手を圧倒してカッコ良く勝ちたいと思うようになっていたのでしょうか?
今日の試合は、ロスタイムに同点に追いついたという一事だけでも、ほぼ勝ちに等しいというような前向きの評価が与えられる結果だと思いますが、あるいは選手、そして我々自身が知らず知らずのうちに身に付けていた、驕りのようなものに気付かせる効果もあったのではないかと思えてなりません。
それにしても今日は疲れました。