まず12日に行われた紅白戦の控え組のメンバーの一部(両ウィングバックなど)がレッズプレスなどには出ていないため、推測してみます。
■2月12日紅白戦時の状況(怪我人、主力組で出場、控え組で出場、GK)
01山岸、02坪井、03アルパイ、04闘莉王、05ネネ、06山田、07酒井、08三都主、09永井、10エメルソン、11田中、12西谷、13鈴木、14平川、15千島、17長谷部、18梅田、19内舘、20堀之内、21徳重、22大山※、23都築、24近藤、25赤星、26南※、27横山、28加藤、29新井、30岡野、31中村、32細貝、33サントス
※大山、南は交代出場
こうしてみると、残るのは岡野と新井のみです。したがって、練習生などが参加しているのでなければ、(他の試合でも右で起用されている)岡野が右サイド、新井が左サイドで起用されたのではないかと推測できます。
ということでこれまでサテ(ないし控え組)が起用された3試合について見てみます。
2005.02.06ユース戦(後半)(1-2)
------12西谷---18梅田○----- 22大山('22)→25赤星('23)
27横山------22大山------15千島
------29新井---32細貝------
---33サントス-26南----24近藤---
---------01山岸---------
2005.02.12紅白戦(1-1)
------27横山---18梅田○----- ??→22大山('??)
29新井------15千島------30岡野 ??→26南('??)
------25赤星---32細貝------
---19内舘---20堀之内--24近藤---
---------??GK---------
2005.02.13サガン鳥栖戦(後半)(0-0)
------12西谷---09永井------ 05ネネ('18)→24近藤('27)
15千島------06山田------30岡野 06山田('18)→27横山('27)(横山⇔西谷)
------19内舘---07酒井------ 09永井('18)→18梅田('27)
---05ネネ---20堀之内--02坪井--- 07酒井('22)→32細貝('23)
---------01山岸--------- 12西谷('35)→22大山('10)
システムの云々を論じなくとも、このチームのやり方では両サイドの攻防がカギになります。逆にいえば、サイドに起用されている選手はより期待の大きな選手であるともいえます。
唯一試合を見たユースとの対戦では、2失点とも横山とサントスの間の左サイドを崩されてのもので、ここには不慣れな横山とサントスという弱点があったことが伺えます。
試合結果からでしかありませんが、紅白戦で主力組相手に1失点、サガン鳥栖相手には無失点で終えることができたのは、左側のストッパーに内舘、ネネといった経験のある選手を置いていたことが原因としてはあるかも知れません。
攻撃面ではサイドの選手のボールを引き出す動き出し、パスの出し手であるDFやボランチの選手のキープ力、視野の広さなどが問題になるわけですが、対ユース戦ではDFは両サイドのサントス、近藤が相手に詰められて余裕がなかったこともありますが、いいボールは出ていなかった気がします。
ボランチにしても新井はあまりボールに絡めず、細貝も余裕のある形ではボールを持てませんでした。
両サイドの横山、千島の動き出しにも問題はあったかもしれませんが、そもそもパスがそこへ出る機会も少なかったようです。それでも右サイドの千島の側からは度々攻撃ができていました。
対サガン鳥栖戦では、中盤のこぼれ球を拾われてロングボールを蹴られたという記述があります。ここからは、ボランチよりも前のポジションでボールを失う機会が多かったことが伺えます。あるいはFWにロングパスを蹴って奪われたか。サイドでドリブル突破しようとして果たせなかったことも考えられます。もしくはクロスが不正確だったか。
サイドでプレーする選手としては、永井はちょっと変態的ともいえるキープ力があります。山田もこれに次ぎますが、アレックスや平川はそこまでではありません。
それでもそこで起点を作れるのは、タイミングとそこがサイドであることからです。
中央に警戒を集められるだけの選手を置いていることもあります(そのためサイドにスペースができる)。
だから必ずしもキープ力や突破力は必須ではない(もちろんあった方が良い)のですが、ポジションと動き方を把握していることは必須となります。それにせめてFWが触れる位のボールを送るクロスの正確性も。
そういった意味でサテはサイドの選手に人を欠いていることが、選手にもう一つ実力を発揮させきれない原因であるような気がしています。
千島はさすがに経験が長いこともあって、ある程度汎用的に動けます。岡野ももう一つギクシャクとしながらも、トップチームでも経験があるくらいですから、何とかなるでしょう。新井は経験はないに等しいながらも、間違えても動き直せるスタミナがありますから無力ではありません(ユース時代はインサイドMFかFWでプレイすることが多かった選手ですが)。
後はユース時代から経験のある大山くらいで、他の選手はもう一つといった感じです。期待の西谷は経験はともかく、今の運動量ではカバーしきれないでしょう。
ストッパーやボランチといったポジションはともかく、サテライトチームとしてはサイドに関してはまだ問題を抱えている感があります。
サテライトでポジションを固めて云々というのはややナンセンスではありますが、やはりサイドについてはチームの要となる部分だけに現在のように応急的な対応では、サテライトメンバーでゲームをやっても、うまく形が作れず、経験を積む上では非効率になる気がします。せめてどちらかのサイドだけでも経験のある選手(たとえば大山)を入れて使ったほうが良いような気もします。
まぁもちろん芸風を広げるといった狙いがあるのはわかるのですが、ある程度攻撃面でストロング・ポイントを作らないことには、素人目に面白くないですし、プレーしている選手達も楽しくはないでしょうから。
そういう風に考えていくと、トップチームにおいても長谷部や啓太、酒井といったあたりが離脱するよりも、サイドから攻撃ができる永井、アレックス、平川、そして暢久あたりが離脱するほうがチームにとっては痛いのではないかと思います(特に永井)。
さらに考えると、アレックスの代表での離脱がほぼ予想できる中、平川や永井に代わることができるサイドの選手、暢久の代わりになるトップ下の選手、長谷部の代わりができるボランチの選手といったあたりがサテで育てるべき選手ということになりそうです。
特にトップ下やボランチの選手はトップチームの中でやりくりが何とかできますが、サイドの選手はなかなかそうは行かないので、そこいら辺を期待したいところです。