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チーム構成の違い

あそこのチームはベテランが多くて世代交代がうまく行ってないとか、あそこは若手にたくさんチャンスを与えているとか、イメージで語る(語られる)ことが多くあります。
あんまりそういう数字をデータで見ることがないからということもあると思いますが、ためしにちょっと作ってみました。

題材になるのは当然レッズと、多く試合をこなしているという意味で共通点のあるマリノス、それに世代交代がうまく行っていないと言われることが多い(失礼)ジュビロを上げてみました。
比較対象にするにはサンプルが少ないのですが、正直面倒くさいので。
まぁそれぞれのクラブの構成の違いを雰囲気で感じてもらえれば。

クラブ 試合数
(時間)
ベンチ入り選手数(うち出場)
選手数
(実数)
リーグ戦 ナビスコ CS
1st 2nd 予選 決勝T
浦和レッズ 41(3,750) 36(33) 22(18) 26(23) 29(25) 21(19) 20(19) 17(14) 29(26)
横浜Fマリノス 39(3,540) 37(32) 22(20) 24(22) 25(23) 25(23) 16(14) 17(12) 28(27)
ジュビロ磐田 36(3,240) 35(31) 22(19) 25(21) 25(23) 24(19) - - 28(24)

クラブ 試合数
(時間)
分あたり出場選手平均年齢
リーグ戦 ナビスコ CS
1st 2nd 予選 決勝T
浦和レッズ 41(3,750) 24.87 25.28 25.08 25.63 25.23 25.35 25.18
横浜Fマリノス 39(3,540) 27.33 25.34 26.33 25.78 25.60 26.21 26.22
ジュビロ磐田 36(3,240) 28.56 27.21 27.88 27.63 - - 27.78


こうして見ると、Jリーグの公式戦ではレッズが一番試合数をこなしているはずです(ナビスコ決勝に進出、チャンピオンシップにも出場、おまけにいずれも延長まで)。

選手数については、移籍によって加入した選手も、放出された選手もカウントしています。
ただしカッコ内にレッズは結局怪我で今シーズンは出場を果たせないまま退団したニキフォルフ、やはり負傷で一年間出場できなかった中村祐也、それに徳重の移籍で急遽2種登録された大橋の3人を引いた数字を、マリノスとジュビロについては背番号の振られていない2種登録選手それぞれ5人、4人を引いています(公式戦出場には背番号の登録が必要だから)。
ここに上げた3チームでは、選手数に大差はなさそうです。

ベンチ入り選手数はその名の通り、出場できなくてもベンチ入りした選手の人数です。
一方で出場した人数は、1分以上出場した選手数を示します。
リーグ戦の出場選手数で特筆すべきは、3チームとも1stステージ、2ndステージそれぞれではそれほど大きな人数の差はないものの、リーグ戦通算ではレッズが他の2チームより4人(出場で2人)多いことです。
一方でヤマザキナビスコカップも含めると同じくらいになりますから、レッズはリーグ戦でも控え選手を多く起用し、マリノスとジュビロはナビスコカップでは控え選手を積極的に起用していることがわかります。


次に「分あたり出場選手平均年齢」ですが、これは年齢の平均に出場時間数の比率を掛け合わせたものです。
例えば、30歳の選手が45分、20歳の選手が交代で45分出場した場合は、30(歳)×0.5(=45÷90)=15に20(歳)×0.5=10を足して平均25歳とするものです。
これは、30歳の選手が75分、20歳の選手が15分出場すると、30×0.833(=75÷90)=25に20×0.167(=15÷90)=3.33を足した28.33歳ということになります。
ベテラン選手が長い時間出場すると、それだけ平均年齢が上がるわけです。

実際にはそれぞれの選手の出場時間をチームの試合時間で割った結果に年齢を掛け合わせ、全選手の合計を11で割っています(だから退場者がいると平均年齢は多少下がります)。

これを見ると、やはりレッズの平均年齢は若いです。
特に1stステージではマリノスとの間ですら3歳近い差があります。
これは、ニキフォルフ(34)の目処が立たないためにDF陣の平均年齢が下がったことと、シーズン当初は柳想鐵(33)、久保竜彦(28)などが順調に出場していたためでしょうか。

それにしても思ったとおりジュビロの平均年齢は高いです。出場時間の多い方から服部年宏(31)、鈴木秀人(30)、名波浩(31)、藤田俊哉(33)、田中誠(29)、佐藤洋平(32)と並びますからまぁ当然のことでしょうか。

ただし、マリノスについても出場時間の上位に奥大介(28)、松田直樹(27)、中澤佑二(26)、ドゥトラ(31)、上野良治(31)と並ぶあたりを見ると、実は意外と高めなこともわかります。

レッズの場合は長谷部誠(20)、エメルソン(23)、鈴木啓太(23)、永井雄一郎(25)、田中マルクス闘莉王(23)と並ぶともっと平均は下がりそうです。
出場試合数がもっとも多いのは山田暢久(29)、上の5人に続いて内舘秀樹(30)、三都主アレサンドロ(27)というところであまり極端な数字にはならないようです。

先日の天皇杯ベルマーレ戦で恐らく共同通信が震源であろう「ほぼベストメンバーのレッズは」というフレーズに違和感を覚えていました(エメもアルパイも闘莉王もアレックスもいないのに)が、これだけ(33名中25名)公式戦に絡んでいる選手が多ければそれも必ずしも間違いではないのかもしれません。
いずれにしてもこうして幾人かの選手を欠いてもそれほど力を落とさずに済んでいるのは、あまり言われませんが、ブッフバルト監督の優れたチームマネジメントにもよっていると思うわけです。

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