苦しい試合でした。
ニッカン式スコアによる圧倒的な数字の差など肌では感じられないほどに。
エスパルスは後半23分の酒井のゴールまでは会心の試合展開だったでしょう。
先制点を奪い、前半はレッズを0点に抑えて折り返すということは達成しました。
酒井がミドルシュートを撃ったとき、軌道からGK正面かなぁと一瞬落胆したのですが、次に目に入ったのは、ボールがゴールネットを揺らすシーンでした。
思えばナビスコ決勝と同じようなじりじりする展開、そんな雰囲気を振り払うようなゴールでした。
シュートそのものはDFに当たってコースが変わり、そこまで好セーブを続けていたGK西部の逆を突いたもので、運が良かったことは否めませんが、それまでのシュートがことごとくGK正面を突き、ポストやバーに当たり、ということを思えば、ある意味正当なものであったとも言えるでしょうか。
この試合で注目したことの一つは、久しぶりに遠征メンバーの17人目からベンチに入った新人の横山です。
彼は周知の通りオールドトラフォードでボカジュニオルス相手に1点を取っているわけですが、ポジショニングと物怖じしない強心臓を誇る選手です。
そんな彼が公式戦初出場で大仕事をやり遂げます。
ボカジュニオルス戦と同様に、DFのマークから逃れてフリーでファーサイドへ移動、左から入ってきたCKを頭で落とします。
そのボールを闘莉王がGKの直前で攫い、ゴールへねじ込んだのです。
思えば、新発田で見た彼のサテライト戦での得点も、足でのシュートではありましたが、大山の右からのクロスをファーサイドへ走りこんで決めたものでした。
得点した2人がFWではなく、酒井と闘莉王というのがまた苦戦を物語るではありませんか。
また、力ずくでも点を取る強さのようなものも。
この勝利で残り3節で2位ガンバ大阪との勝ち点差は7のまま。次の名古屋グランパスエイト戦@駒場に勝つことで、ついにステージ優勝が決まります。
その場が2ndステージ2試合しかない駒場というのは出来過ぎではありませんか。
この日の観衆は43,853人。駒場では2万人以上の人がスタジアムで見ることが叶わないのは残念ですが、これまで良いことも悪いこともあった駒場がその舞台になります。