ずいぶん久しぶりにリーグの公式戦を見に行きませんでした。
仕事がどうしても外せなかった去年の長居のセレッソ戦(3-0から逆転された奴)以来ですかね。
なので今回はテレビ観戦です。
レッズは新外国人のネネをメンバーに入れてきました。それとアテネ五輪の間に先発を外れるようになっていた達也を。
インド戦があったばかりですが、アレックスはメンバーに入ってきました。それと先日のマリノス戦で足を痛めた暢久も先発出場を果たしました。
あとはひざに違和感を抱えた都築の代わりに、練習で好調と伝えられていた山岸が入ります。おかげでファンタジーサッカーはだいぶ外しました(というか試合前日までに決めればいいと思ってたら日曜開催で変えられなかった)。
ネネについては、なかなか良かったと思います。足元がしっかりしているので、相手に詰められてもあまり慌てることがないのと、やはり長めのパスがしっかり通ります。交代出場した内舘がボールを持ったときには出し所に困っていたのが象徴的でした(パスがDFの最優先の技能ではないですから、別にいいと思いますけど)。
久しぶりに達也が先発ということで、思い切りのいいプレーが見られました。
達也が先発する場合は、ちょっと下がって中盤の組み立て・ボール奪取に参加できるので、高い位置でボールが取れますね。
この試合では永井が交代出場したわけですが、あまりボールに触ることができませんでした。
これには相手の左サイドに吉田、有村(根本)という選手が構えていてスペースがなかったこと、そしてGKからのロングボールの受け手に永井や暢久はなることが多い(そして暢久が受けた場合はそこから縦に展開するパターンもある)のですが、山岸の場合はその機会が少ない(これまたゴールキックがGKの最優先の仕事ではないと思いますから、それをもってどうこうというつもりはありません)ため、最近多い永井からの攻撃パターンがこの試合ではありませんでした。
試合の方は先制点はそうした達也の特性を生かして、ドリブルで抜け出してチャンスを作ったもの。達也のシュートはDFに阻まれますが、抜け目なく詰めていたエメがこぼれ球を決めたものです。
2点目はこれは意図していた通りの形。左サイドのアレックスから中で待つエメにピンポイントでパスが通って、これをエメがしっかり決め、「何でこんなに簡単に点が入るんだろう?」というような得点でした。
アレックスはさすがにまだ体調は万全というわけではなさそうですが、アジアカップ(はロンドンでちょっと見ただけなんですが)あたりからだいぶ吹っ切れてきたような気がします。もうワンテンポ仕掛けが早くなればもっと楽にプレーできそうな気がします。
3点目はアレックスからの縦パスで抜け出したエメが、角度のないところからシュート、GKが弾いたボールを詰めていた山瀬が決めました。この時は達也も別の位置に詰めていましたから、カウンターの局面としては人数は十分すぎるくらいですね。
4点目は相手の最終ラインでのパスミスが乱れ、大分の右サイドの有村がサイドラインギリギリでフィールドに戻したボールに達也が飛びつき、大分DFパトリックを抜いて決めたものです。ただしシュートそのものはポストに当たりましたが。
このプレーは有村のミス(素直に外へ出しとけばよかった)と取られがちですが、3点を失って意気消沈する味方が、気の抜けたようなパスミスをして、相手スローインになりそうになったのを、頑張って追いかけた結果であるようにも思えて少し気の毒でした。
まぁ、基本的には相手のミスを逃さなかった達也を誉めるべきでしょう。
前半4-0ということで、後半にも1点くらいとって、無失点で終えれば100点満点の試合といって良かったと思います。
しかし、後半に大分が根本を投入して、FWのマグノアウベスや高松めがけてロングボールが入り、ポストプレーをされるようになると次第にラインが下がってしまいます。ポストプレーに対しては、最終ラインのDFが上がって、ポストプレイヤーに振り向かれたり、パスを出されたりする前に背後からプレッシャーをかけるわけですが、ネネが負傷で退場したり、闘莉王が前半のうちに警告を受けていたこともあり、なかなかうまく行きませんでした。
ボールも最終ラインで回しているシーンが多かったわけですが、ニッカン式スコアを見ると、後半は大分に3本しかシュートを撃たせていません。
まぁリードしていることを考えれば、これも悪くはないということでしょうか。
70(後半25)分には達也に代えて永井が投入されていますが、これは最終ラインからのロングボールの受け手を作ろうとの意図だったのかもしれません(結果的にはあまりうまく行きませんでしたが)。
また、77(後半32)分には長谷部に代えて平川を投入していますが、これは左サイドのアレックスの後のスペースをカバーさせる(前半は長谷部が入っていましたね)ことで、アレックスを高い位置でやはりボールを受けさせたかったのかもしれません(もっとも、大分の右サイドの攻撃はあまり多くなかった気もします)。
つまり、あの時点でのチームとしての意図は、低い位置でボールを回しつつ、相手の動きを見てロングボールを前線に入れ、カウンターで追加点を入れてもいいし、そこでボールをもたれることで、相手のディフェンスラインを下げることを目的としていたのではないかと思いました。
まぁ、なかなかうまく行かないうちに相手を勢いづけてしまったわけですが。
上記のニッカン式スコアによれば、トリニータの方が支配率は高いわけですが、それはこの後半のプレーにもよるのではないかなと思いました。
81(後半36)分に、ゴール前の混戦から山瀬に渡ったところで、囲まれてボールを奪われ、マグノアウベスのゴールを許すわけですが、あそこはもう少し余裕があれば、近くに味方のいるプレーヤーに出したかったところです(ほとんどクリアみたいなプレーですからしょうがないですが)。
それでも4-1ならば快勝といって間違いありません。
ジェフとのナビスコ予選のあたりから、都築のゴールキックが暢久・永井に渡り、そこから展開する形が出来てきました。最近の好調の一片はそうしたパターンが確立してきたことにもあると思われます。
ところが、同じプレーを達也がトップのときにやると、彼が中央にいることが多いこともありますが、高いDFに付かれたりして、容易に対応されてしまう、特に相手にリードを奪われているような時ですね。
従って、ゴールキックをFWに送るプレーは、永井と都築が先発のときにのみ行う、GKが山岸だったり、FWが達也だったらもっと低い位置から暢久やアレックス、長谷部に渡してドリブルなどを含めながら組み立てる、そうしたやり方の方がいいように思えます。
と、まぁこんなことをテレビを見ながら考えていました。
やはりテレビの前にいると色々余計なことも含めて考えちゃうもんですね。