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昨日とはうって変わって好天に恵まれた埼玉スタジアム2002でホーム開幕戦となるセレッソ大阪戦を迎えました。
セレッソが前節(vs名古屋1-2)から佐藤悠介、斉藤竜に代えて、酒本憲幸と先日のアテネオリンピックアジア地区予選日本ラウンドでU-23代表に選出され、18日の対UAE U-23代表戦に出場したばかりの大久保嘉人を先発として起用したのに対し、レッズはU-23代表組では西村卓朗と梅田直哉に代えて、山瀬功治と鈴木啓太をサブメンバーとして代えただけでこの試合に臨みました。他の田中マルクス闘莉王や田中達也については負傷のためスタンドで観戦となったわけですが、彼らをベンチやスタンドに置いてもそれなりのメンバーが組める状況は、両チームの選手層にそれなりの差があることを端的に示していると思います(つまり伊達に金満じゃないっていうこと・笑)
試合のほうは全般的にレッズが押し気味(シュート数はレッズ:セレッソで20:9)ながら、セレッソの切れ味の鋭いカウンターに脅かされる展開となりました。
そんな中での先制点は29分のセレッソ・大久保。CK後のゴール前での混戦からのゴールでしたが、なんだかんだといいつつも得点を決めるのは彼ということで、このシュートなどは運の要素も大きいものの、さすがに何か持っているものがあるということなのでしょう。
しかしその5分後の34分には右サイドからグラウンダーでゴール前に入れた永井のクロスが、相手DFのオウンゴールを誘い、同点に追いつきます。
このプレー、DFが触っていなければゴールできたかどうかはわかりませんが、ゴール前には4人の選手が入っていたというのは、今期のチームのスタイルを表すものではありましょう。
前半のうちに同点に追いつけたのが後から考えれば大きく、50(後半5)分には中央を駆け上ってきた山田が、相手DFをひきつけたところでフリーの長谷部に鋭いパスを出し、長谷部がこれを決めて逆転します。
これは右サイドで日本代表にまで登りつめながら「中のポジションがやりたい」といっていた彼の面目躍如といったところでしょうか。
その後、57(後半12)分にはセレッソのスローインから大久保にスルーパスが出て、飛び出した都築をあざ笑うようなループシュートでのゴールでいったん同点に追いつかれますが、73(後半23)分にはこの試合で他にも何度もいいプレーを見せた長谷部のスルーパスを受けたエメルソンが再び突き放すゴール、そして85(後半40)分にもエメルソンが駄目押し点を決めて4-2で快勝しました。
1-0で勝つよりも3-2で勝つサッカーを目指したいといったブッフバルト新監督の言葉を地で行ったわけですが、ゴールが入るサッカーはやはり見ていて面白いのは間違いありません。
現在のところ、区々とした組織・システムよりも、対戦相手よりすぐれた個の力によるダイナミズムを生かして、試合を進めているように、まるで好々爺のようなブッフバルト監督の(孫の活躍を見守っているような)表情からも見えてとれます。
永井のプレーによるオウンゴールの後、リプレイでブッフバルト監督の表情が映し出されたのをご覧になった方は彼の微妙な喜び方を見られたかと思います。
個性も豊富な、才能豊かなたくさんのプレイヤーを束ねるには、もしかしたらそうした姿勢(カリスマというんでしょうか?)も必要なのかも知れない、と思った午後でした。