« 3月分スケジュール | メイン | 欧州遠征 »

浦和と清水の違い?

市民の傾向と結論付けるのには対象件数がやや少ない(両市で各100名ずつ)気もしますが、面白い話です。

「サッカーの街と言われて真っ先に思い浮かぶものは」の問いに、浦和地区は浦和レッズの存在を七割近くの人が挙げたが、清水地区は清水エスパルスの存在が約四割にとどまった。反対に、地元の中学・高校の活躍を挙げた人は、浦和地区15%に対し、清水地区30%と逆転。

静岡県内の高校サッカー人気というのには定評があります。
例えば、昨年のJ-League 2ndステージ第13節 清水エスパルス対浦和レッズは11/15(土)に清水市の日本平スタジアムで行われましたが、同日に行われた高校サッカー選手権大会静岡県予選決勝 藤枝東高校対清水東高校の方が大きな会場である袋井市の静岡スタジアムエコパで行われました(例年そうみたいですが)。
当地でスポーツ新聞を買うと、それは静岡版になるのですが、紙面は藤枝東対清水東一色で、Jリーグの記事はかなり少ないものだったのを覚えています(もちろん当時のエスパルスの成績があまり良くなかった~第12節時点で11位~こともありますが)。
当日の静岡地方は時折小雨の混じるあいにくの天候でしたが、17,146人という入場者ながら、それまでの日本平ではあまり考えられないホーム側の空席に静岡の高校サッカー人気を感じたものでした。
当のエコパの方の入場者数はついに見つかりませんでしたが、別の年には1万2千人を集めたという記録もあり、やはり相当数がエコパに流れたのでありましょう。

浦和=埼玉であっても、高校サッカーはやはり人気です。
新人戦のような大会であっても、決勝戦ともなれば車で方々から集まってきます。埼スタの第2グラウンドのような場所ですら、2~300人はいたでしょうか。
数年前の市立浦和対伊奈学園?の決勝では、会場の青木公園の敷地の中についに車が停めきれなくなり(まぁ元々あまり広くない公園ですが)、周辺の道路に路上駐車する車が続出しました。
選手権の県予選決勝ともなれば、駒場(2階席は空けません)で1万人ちょっとは入るのではないでしょうか?もちろん駒場の駐車場などには車を停められなくなります。

まぁそれがレッズの場合だと練習で2~300人、(正直負けてばかりだったりした)サテライトでも4~5,000人になるわけですが。

しかし、そういったレッズの人気が高校サッカーに直結するかというとそれはほぼありません。
例えば
2000年武南(ベスト8)津島公人(→法政大)、谷大樹(→与野蹴魂会?)
2001年浦和南(3回戦)笹岡新伍(→駒澤大)
2002年武南(2回戦)大沢正義(→中京大)
2003年武南(3回戦)荒井雄樹
など、「地元のエース」のような選手をレッズが獲得したことはありません。荒井雄樹などJrユース出身でもあるわけですが...。
過去に遡っても、「準」地元ともいえる板橋区の帝京から田中達也、なんとなく遠縁ぐらいの関係もなくはない三菱養和から永井雄一郎、武南全盛時代の大宮東から桜井直人くらいのものでしょうか。
大学経由で宮沢克行だとか池田太だとか、三上卓哉、堀之内聖などといますが、もう一つ高校時代の姿をダブらせづらい感もあります。

もっともこの辺の事情はエスパルスとて変わらず、地元高校の出身選手など99年入団の松島仁(東海第一高・甲府へ移籍)くらいのもので、こちらは高校サッカー人気をJへもって来れていない形です。

地元の高校の選手が活躍、そのまま地元のJチーム入りを果たすなんていうのは、一つの理想像でしょう。
例えば小野伸二選手がエスパルスに入団していたら?あるいは彼が浦和の少年団で育ち、浦和南(武南でもいいですが)で活躍していたら?
そうしたことを繰り返していく中で、地元のサッカー界のファン・関係者が地元のJリーグチームのそれとスムーズにつながって(あるいは癒着して)いけるようになる気がします。
もう一つには下部組織から育ってトップチームでプレーするというものがありますが、残念ながらこちらは一般的な知名度がまだまだありません(ファン層もトップチームのそれとまず重なります。私の知る限り、レッズでは選手の父兄が地元サッカー界の関係者であったりする例も珍しくはないですが)。

高校選手権をサッカー人生の大目標にするような現在のあり方や、高校サッカー自体の入場者数減少などの問題、Jの下部組織を含むクラブとのすみ分けなど、実はいろいろありますが、Jリーグの地元密着という理念からすれば、ぜひとも解決したい問題です。

浦和と清水を比較して、浦和の人のアマチュアへの関心の薄さを嘆くような上の記事は、実はいろいろなことを示唆しているのかも知れません。

あと実は、
(浦和レッズ)70%+(地元中高)15%=85%
(清水エスパルス)40%+(地元中高)30%=75%
で、浦和の方が1割ほどサッカーに関心のある人が多いということを言いたいのかも知れませんが(笑)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://shibirekulage.com/mt/mt-tb.cgi/62

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

Creative Commons License
このブログは、次のライセンスで保護されています。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.