このカテゴリは「Championship Manager」というPCゲームに関連する記事を投稿します。
まぁヒマネタというやつですな。
Championship Manager(以下CM)とは英Sports Interactive社(以下SI社)が開発・販売した、サッカークラブの監督として、選手を獲得し、システムやプレーの方針を決め、スタメンを選び、試合をしてクラブごとのそれぞれの目的(優勝だったり、ディビジョン残留だったり、チームの建て直しだったりそれはさまざま)を実現しようとするいわゆる「サカつく」と似たPCゲームです。
「サカつく」と異なるのは、実在のチームを率いること、Jリーグだけでなく、このソフト生みの親であるイングランドであれば、プレミアリーグ、1stディビジョンからカンファレンスまで多種多様なチームを扱っていることや、クラブハウスやスタジアムの立て替えは行わないこと(練習環境の整備や観客席の増設は要望できます)、クラブが強くなっても街が大きくなったりはしない(交通の便だとかホームタウンの規模だとかは観客動員にはそれほど大きな影響を与えないことになっています)ことなどがあります。
ああ、それから世界選抜や宇宙選抜と対戦したりはしません(レアル・マドリードとは対戦できるかも)。
最新作のCM4(03/04)では実在する41ヶ国91ディビジョンの20万人に及ぶ選手/スタッフを扱うことができます。
だからセリエAの優勝争いからインドネシアリーグの残留争いまで様々なチームの監督をすることができるわけです。
そして、なによりの違いは、CMがある種のコミュニティの中で開発されていることです。
CMの主な開発部隊はイギリスにいるわけですが、最も重要なその20万人に及ぶデータベースの管理は各国のリサーチャー(多くの場合、単にサッカー好きのボランティアです)の手によって行われています。
また、標準で添付されているか、フリーソフトとして流通しているエディターの存在が、このゲームに大きな自由度を与えています。
ただし、そうしたコミュニティ(当然のようにネットコミュニティ)的な開発環境が、CMがマイナーな存在だった頃はともかく、人気が出て商品として大きな利益を上げるようになってくると、逆に仇となったところもあるようです。
例えば、CMは前作のCM4の時に日本語版にローカライズされましたが、その際選手の実名を使っているために発売の交渉が難航し、最終的に日本語版では日本のリーグに所属している選手・チームの名称はランダムに生成される架空のものに置き換えられることになりました。
最新バージョンである03/04ではアメリカのリーグ(MLSなど)も架空名称になっています。
また、
"If this were the music industry, we would be talking about a classic case of musical differences," said Miles Jacobson, managing director of Sports Interactive.
(いいかげんな日本語訳)
EidosとSports Interactiveは別れます - PC News at GameSpot「もしこれが音楽業界なら、音楽性の違いと説明するような古典的な例ですよ。」とSports Interactive社のmanaging directorであるMiles Jacobson氏は語った。
とあるように、販売元である英EIDOS社と開発元であるSI社はCMの販売についての契約を03/04を最後に打ち切ることになりました(「Championship Manager」という商標をEIDOS社が、データベースそのものをSI社がそれぞれ保有)が、なんと言うか両社の企業文化の違いを窺わせます。CMがそうしたネットコミュニティ的な雰囲気を持つのも、支持されている理由の1つでしょう。
まぁそういう、少しマニアックですが熱狂的なファンを抱えているゲームです。
Sports Interactive:英Sports Interactive(=sigames)社のサイト(最近ちと雰囲気が変わっていますが)
MANAGERS.JP:かつてJPNCMという名前だった、日本のCMサイトの総本山的なサイト(残念ながら2004年4月26日で閉鎖されるそうです)
Eidos K.K.:CMの販売元である英アイドス社の日本法人のサイト